国土交通省住宅局が2023年(令和5年)3月に公表した「令和4年度住宅市場動向調査」報告書によると、全国の注文住宅の購入資金の平均額は土地を購入した注文住宅新築世帯が5436万円、建て替え世帯が4487万円となっています。
また注文住宅を取得した方の世帯年収(税込み)は「600~800万円未満」が25.7%で最も多く、平均世帯年収は801万円です。
したがって注文住宅の購入資金は土地代込みの場合で世帯年収の約6.8倍、建て替えの場合でも世帯年収の約5.6倍となっていることがわかります。
しかしこれだけ高額な費用をかけて建てた注文住宅にもかかわらず、実際に住んでみると後悔してしまったケースは決して少なくありません。
「庭が広すぎたことを後悔している」と話すのは、静岡県で3000万円の注文住宅を建てた40歳代のご夫婦。
その理由や他の後悔ポイント、さらに満足しているポイントなどの体験談を紹介したいと思います。
静岡県で注文住宅を建てて「後悔している」体験談
静岡県に住むご夫婦は、30歳代のときに注文住宅を購入しました。
後悔ポイントとして、以下の5つをあげています。
後悔したポイント1:庭が広すぎたことを後悔している
「庭が広すぎて管理が大変です」と話すご夫婦。
庭が広いと日当たりや風通しを確保しやすくなりますが、広すぎる場合には雑草などの手入れや草刈りが予想以上に大変で、害虫に悩まされることにもなりかねません。
特に庭でガーデニングや家庭菜園を楽しみたい場合には、薬剤を定期的に散布するなどの対策が不可欠となります。