株式市場の振り返り-日経平均は3日ぶり大幅反発、ほぼ26年ぶりに23,500円超え
2018年1月4日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)
- 日経平均株価 23,506円(+741円、+3.3%) 3日ぶり大幅反発
- TOPIX 1,863.8(+46.2、+2.6%) 3日ぶり大幅反発
- 東証マザーズ総合指数 1,242.8(+10.8、+0.9%) 続伸
東証1部上場銘柄の概況
- 値上がり銘柄数:1,778、値下がり銘柄数:246、変わらず:39
- 値上がり業種数:33、値下がり業種数:0
- 年初来高値更新銘柄数:268、年初来安値更新銘柄数:2
東証1部の出来高は16億9,065万株、売買代金は3兆2,794億円(概算)となり、いずれも昨年末より大幅増加となりました。出来高は決して高水準とは言えませんが、海外市場の株高を背景に、一気にリスクオンモードになったようです。
そのような中、日経平均株価は寄り付きから大幅高となり、最後も高値引けとなりました(昨年来高値を更新)。節目の23,000円を軽くクリアし、1991年11月以来となる23,500円台に乗せる結果となっています。
なお、TOPIXも同じような値動きとなり、昨年来高値を更新しました。
東証マザーズ総合指数は続伸、売買代金は10日連続の1,000億円超に
東証マザーズの出来高は6,406万株、売買代金は1,270億円となり、いずれも昨年末から増加しました。新興市場は極端なリスクオンモードにはなりませんでしたが、売買代金は10日連続で1,000億円を上回るなど、昨年末から続く個人投資家の物色意欲を維持したようです。
また、総合指数も続伸となり、着々と1,200ポイントを固めに入っていると見られます。
ファナックや東京エレクトロンが急騰、ロームや村田製作所も買われる
個別銘柄では、ファナック(6954)や東京エレクトロン(8035)が急騰し、ファーストリテイリング(9983)も大幅高となりました。また、ダイキン工業(6367)、トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)、武田薬品工業(4502)、富士フイルムホールディングス(4901)などの主力大型株が軒並み昨年来高値を更新しています。
その他では、任天堂(7974)が急騰し、ローム(6963)や村田製作所(6981)など電子部品株も総じて買われました。
一方、しまむら(8227)が値を下げて昨年来安値を更新し、高値更新が続いていた大東建託(1878)は▲6%超安の急落で引けました。
新興市場では、ブランジスタ(6176)が値を飛ばしてストップ高となり、キャリア(6198)、手間いらず(2477)、アトラエ(6194)などが昨年来高値を更新しました。一方、そーせいグループ(4565)は値を下げて引けています。
青山 諭志