二人以上世帯で貯蓄額2000万円以上は18.0%

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」によると、50歳代で貯蓄額2000万円以上ある世帯は18.0%です。

「2000万円以上3000万円未満」が7.2%、3000万円以上が10.8%で合計18.0%という結果になっています。

50歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額は1253万円で、より実態に近い中央値は350万円です。

「貯蓄額2000万円以上」は、平均貯蓄額よりも750万円ほど高額な貯蓄額となっており、老後資金の準備がすすんでいる世帯であることがわかります。

なお、貯蓄額は職業によっても異なるほか、会社員や公務員など給与を受け取っているのか自営業なのかでも異なるでしょう。

また、子どもの有無や人数、住宅ローンの返済負担などによっても影響を受けます。そのため、実際の状況とは異なる可能性もありますが、ひとつの目安として参考にしてください。

単身世帯で貯蓄額2000万円以上は13.7%

50歳代の単身世帯で貯蓄額が2000万円以上ある人は13.7%です。

「2000万円以上3000万円未満」が4.1%、3000万円以上が9.6%で合計13.7%となっており、二人以上世帯よりも4.3%低い結果になっています。

単身世帯の平均貯蓄額は1048万円ですが、中央値は53万円となっており、実際は100万円に満たない方が少なくないことがわかります。