日本とインドの自動車保有数を比較してみると

出所:総務省統計局『世界の統計2023』を参考に筆者作成

日本の自動車保有数を見てみると、2000年・7264万台、2010年・7536万台、2019年・7841万台と徐々に増加。乗用車は6214万台で、トラック・バスは1627万台となっています。

インドは、2000年・754万台、2010年・2281万台、2019年・6133万台と爆発的に増加しているものの、2019年時点では日本の方が1700万台以上多いことが分かりました。

人口100人当たりの自動車保有数は、日本が62.3台でインドが4.4台と大きな差があります。それでも驚異的なペースで増加しているので、日本を抜くのは時間の問題でしょう。

乗用車は日本が約3000万台多いのですが、トラック・バスに限定するとインドの方が1000万台ほど多く保有しています。

自動車保有数の世界トップ10を見てみると

出所:総務省統計局『世界の統計2023』を参考に筆者作成

続いて自動車保有数の世界トップ10を見てみます。

1位となったのはアメリカの2億8688万台で、人口100人当たりの自動車保有数は85.8台。このデータから、車社会だということが分かりますね。

2位は中国の2億5376万台。2000年は1608万台だったのが、19年で約15倍となりました。経済成長とともに、自動車の保有台数も増加しています。

3位は日本、4位ロシア、5位インドとなりました。この順位から分かることは、世界のGDPランキングと比例していること。GDP世界1位はアメリカ、2位中国、3位日本なのです。