【対立意見】家で本当に仕事してますか? できますか? テレワーク・在宅勤務の賛否両論

新年あけましておめでとうございます。今日が仕事始めという方も多いと思いますが、まだ休みを満喫中だという方もいるでしょう。「出勤が面倒だ…」「家で仕事できたらなあ…」と思いながら出勤するという方もいるかもしれませんね。そこで今回は、いま話題になっているテレワーク(在宅勤務)について考えてみたいと思います。

はじめに

働き方改革とはいうものの、すでに働き方の変化は起きていて、毎日ではないけれどもテレワークをすでに経験済みとい方もいるのではないでしょうか。実際に、東日本大震災の直後は通勤ができずに結果的にテレワークで作業したという方の話も聞きます。今回は、テレワーク賛成派と反対派の意見を対比させながらその長所・短所を見ていきましょう。

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A氏はテレワーク賛成派。自宅にこもるのが趣味のような人です。電車にしても車にしても移動をするのがそもそも好きではなく、家でできる作業であれば、可能な限り家で仕事がしたい金融機関出身の40代です。

一方、B氏はテレワークを経験済みではありますが、どちらかというと会社に出勤をしてその中で仕事をしたいタイプです。IT企業出身なので、周りからは「テレワークなんて普通でしょう?」と見られがちだといいますが、実際は直接のコミュニケーションを大事にする40代です。

テレワークで子どもとの時間が増える

――テレワークでよかったことは何でしょうか。

A氏:家で仕事をするようになって、これまで通勤に必要だった2時間弱の時間が無くなって、その時間は家でゆっくり過ごしたり、仕事に充てられるようになりました。それを考えると自分にとってかなり有効な使い方ができていると思います。

子どもと家で過ごせる時間は確実に増えましたね。出社する環境だったときは夕食を一緒に食べられる機会も少なかったですから。いまは、朝学校に行くのを見送ることもできます。ただ、子供からはいつも家にいるので「ネコみたい」といわれます。

また、最近はマスクをする人が増えてきたとはいえ、満員電車だと冬になるとどうしてもインフルエンザなどが気にかかります。その点、家にいると外部の人と接しない分、そうした点に気を遣うことも少なくなりました。

テレワークは孤独との闘い

――テレワークのマイナス面はどうでしょうか。

B氏:私がAさんと違う点は一人暮らしだということです。そうしたこともあって、テレワークで1日中家にいると誰ともしゃべらない、というような状況すら発生します。1日や2日くらいそうした状況があっても平気ですが、これが毎日続くかと思うとぞっとしますね。やはり人はコミュニケーションがあって、スムーズに仕事ができるのだと思います。

いま勤務している会社は、テレワークでもよいし、出社してもよいので極力出社しています。

ネット上の仕事のやりとりが「炎上」することもしばしば

――テレワークだとコミュニケーション不足だという意見についてはどうでしょうか。

A氏:最近だと会社のグループで仕事の状況などを共有することができるソフトウェアがあるので、コミュニケーションって、普通にできますよね?

B氏:もちろんコミュニケーションはできるのですが、グループウェアだと微妙なニュアンスが伝わらなかったり、書くまでもないことを改めて書く必要があるので面倒だったりしませんか?

それに言葉でいえば大したことない内容でも、あえてネットに書き込むと荒れたりしますよね。仕事上のコミュニケーションでもそういった「炎上」のシーンを見ることがあります。心が荒れますし、やりきれないです。

A氏:確かにそれはありますね。繊細なやりとりが必要な際には、直接会って話をする必要があると私も思います。ただ、炎上するケースはそれほど頻繁ではないですよね。そう頻繁にあっても困りますし。

ネット上で完結できるやりとりはネットだけで行える、そうした環境は仕事をする上でも効率的だし必要ではないでしょうか。

仕事を終えれば、あとは自由。それがテレワーク

――テレワークの生産性についてはどうでしょうか。

B氏:確かにテレワークでも、小さいグループであれば誰がいまどんな仕事をしているかを把握しやすいです。その中で決められた仕事を終わらせてしまえば、(私が勤務する職場では)それ以外の時間は何をしていても自由ですから、周りに合わせて帰宅の時間などを考えなくてもいいので効率的だと思います。仕事をしていれば誰にも文句を言われないので、平日の昼間でも習い事にいったり、歯医者など予約が必要な病院にも行きやすいです。そう考えてみれば、テレワークって成果主義に欠かせないツールともいえますね。

ただし、グループウェアでネットでつながっていると、結局24時間どこかで誰かが仕事をしていて、その人の仕事のペースに巻き込まれることがあります。そういうときには、結局は以前より拘束されているんじゃないかと思います。

テレワークで24時間勤務なんてありえない

――Aさんはテレワーク賛成派ですが、そうした拘束時間についてはどうでしょうか。

A氏:ネットに必ず誰かがいる、というのは確かにそうかもしれません。真夜中にフェイスブックなんか見ていても、必ず誰か起きていますよね(笑)であれば、その仕事をいつまでに仕上げてもらいたいかというのを共有できるようにすればよいと思います。リアルの職場のシーンでもこれは同じですよね。

テレワークに向く人・向かない人

――今後テレワークは普及することはあっても、減っていくことはないかもしれませんね。普及していった際に、向く人向かない人も出てくると思いますが、それぞれどういった人が向いて、向かないと思いますか。

A氏:向く人は自分で自分のことを管理できる人でしょうか。誰かに見られていないと仕事ができない人は向いてないと思います。

B氏:自分のペースを保てる人、必要な主張がはっきりできる人の方がいいように思います。人の顔色なんて誰もうかがってくれないですから(笑)。

まとめにかえて

いかがでしたでしょうか。テレワークは今後様々な企業でこれまで以上に導入が進みそうですが、その長所や短所はこれからも議論されていくのではないでしょうか。

今回出てきたポイントなども踏まえて、あなたはどうお考えでしょうか。またあなたの職場ではどのようなことが起きているのでしょうか。

LIMO編集部

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LIMO編集部は、国内外大手証券会社で証券アナリストや運用会社のファンドマネージャーとして長年の調査や運用経験を持つメンバーを中心に構成されています。金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報ををわかりやすくお届けします。