株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反落、TOPIXも5連騰ならず

2017年12月26日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,892円(▲46円、▲0.2%) 3日ぶり反落
  • TOPIX 1,827.0(▲4.9、▲0.3%) 5日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 1,196.4(▲0.2、▲0.02%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:752、値下がり銘柄数:1,200、変わらず:112
  • 値上がり業種数:6、値下がり業種数:27
  • 年初来高値更新銘柄数:180、年初来安値更新銘柄数:20

東証1部の出来高は10億9,489万株、売買代金は1兆6,542億円(概算)となり、いずれも前日より小幅増加となりました。前日よりは増加したものの、クリスマス休暇で市場参加者が極端に少なかったことなどから、連日の厳しい閑散相場となりました。

そのような中、日経平均株価はほぼ終日にわたってマイナス圏で推移しました。前場の序盤に一時+10円高となる場面は見られましたが、後場は一時▲61円安まで売られるなど冴えない値動きだったようです。ただ、値幅(高値と安値の差)がわずか70円に止まるなど、模様眺めの動きが支配的でした。

なお、TOPIXも同じような値動きとなり、5日ぶりの反落で引けています。

東証マザーズ総合指数は続落、売買代金は6日連続の1,000億円超に

東証マザーズの出来高は6,767万株、売買代金は1,266億円となりました。出来高は前日並みでしたが、売買代金は増加しました。新興市場は相応に活況な商いとなりましたが、盛り上がりに欠けた1日だったとも言えましょう。それでも、売買代金は6日連続で1,000億円を維持しています。

なお、総合指数は小幅下落ながら続落となり、1,200ポイント回復はなりませんでした。

しまむらが▲5%超安の急落、高島屋など百貨店株の一角が年初来高値更新

個別銘柄では、ファナック(6954)や東京エレクトロン(8035)が下落し、パナソニック(6752)やソニー(6758)も大きく値を下げました。

また、前日に決算発表を行ったしまむら(8227)が▲5%超安となる急落で引け、前日に急落したニトリホールディングス(9843)も続落となっています。その他では任天堂(7974)などが冴えない値動きでした。

一方、前日に好決算を発表した高島屋(8233)が大幅高となって年初来高値を更新し、J.フロント リテイリング(3086)も同じく高値更新となりました。

また、コマツ(6301)が値を上げて年初来高値を更新し、花王(4452)など内需関連株の一角も買われています。

新興市場では、アトラエ(6194)が急騰して年初来高値を更新し、串カツ田中(3547)も堅調に推移しました。一方、手間いらず(2477)は反落で引けています。

青山 諭志