貯蓄額階層別の割合を見ると(単身世帯)

  • 金融資産非保有       :28.3%
  • 100万円未満         :5.2%
  • 100万円~200万円未満  :4.0%
  • 200万円~300万円未満  :4.2%
  • 300万円~400万円未満  :4.6%
  • 400万円~500万円未満  :3.0%
  • 500万円~700万円未満  :8.8%
  • 700万円~1000万円未満  :4.8%
  • 1000万円~1500万円未満:5.6%
  • 1500万円~2000万円未満:5.8%
  • 2000万円~3000万円未満:8.2%
  • 3000万円以上       :16.1%
  • 無回答         :1.2%

こうして眺めると、やはり「3000万円以上」という方が16.1%もいるため、平均額があがったと考えられます。

しかし、金融資産非保有の割合は28.3%。約3割の世帯で貯蓄がゼロとなるのです。

続いて二人以上世帯も確認してみましょう。

70歳代「二人以上世帯」の平均貯蓄額はいくらか

内閣府「令和5年版高齢社会白書」によると、一人暮らしのシニアは年々増加傾向にあります。

とはいえ、夫婦世帯や子世帯との同居など、二人以上で暮らす70歳代も多いものです。

ここでは、二人以上世帯の貯蓄額も見ていきましょう。

  • 平均:1905万円
  • 中央値:800万円

単身世帯に比べると、貯蓄の平均値と中央値は上昇します。ただし、やはり乖離している傾向は残ります。

貯蓄額階層別の割合も確認します。

貯蓄額階層別の割合(二人以上世帯)

  • 金融資産非保有     :18.7%
  • 100万円未満     :5.9%
  • 100~200万円未満  :4.1%
  • 200~300万円未満  :2.8%
  • 300~400万円未満  :4.0%
  • 400~500万円未満  :2.2%
  • 500~700万円未満  :7.5%
  • 700~1000万円未満  :6.5%
  • 1000~1500万円未満:10.3%
  • 1500~2000万円未満:7.1%
  • 2000~3000万円未満:10.0%
  • 3000万円以上     :18.3%
  • 無回答       :2.7%

3000万円以上の世帯が18.3%、貯蓄ゼロの世帯が18.7%と、ほぼ同数となりました。

資産があれば心強い一方、ほとんど資産がないという世帯もあります。

こうした世帯にとっては、昨今の住民税非課税世帯に対する給付がありがたいと感じられるでしょう。