株式市場の振り返り-日経平均株価は小幅続伸、TOPIXは4日続伸

2017年12月25日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,939円(+36円、+0.2%) 小幅続伸
  • TOPIX 1,831.9(+2.8、+0.2%) 4日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,196.6(▲11.3、▲0.9%) 反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:889、値下がり銘柄数:1,073、変わらず:102
  • 値上がり業種数:23、値下がり業種数:10
  • 年初来高値更新銘柄数:163、年初来安値更新銘柄数:19

東証1部の出来高は10億5,644万株、売買代金は1兆5,458億円(概算)となり、いずれも先週末より大幅減少となりました。クリスマス休暇で市場参加者が極端に少なかったことなどから、出来高、売買代金とも今年最低を記録する薄商いとなっています。特に、売買代金は2015年12月28日以来の低水準でした。

そのような中、日経平均株価も鈍い値動きとなりました。ただ、前場はマイナス圏に沈んだものの、後場は切り返して小幅ながら続伸で引けています。終値では再び23,000円をうかがう位置となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きとなり、4日続伸で引けています。

東証マザーズ総合指数は反落、売買代金は5日連続の1,000億円超に

東証マザーズの出来高は6,658万株、売買代金は1,185億円となりました。出来高は先週末より減少しましたが、売買代金は小幅増加となりました。新興市場は大型株市場ほどの閑散相場にはなりませんでしたが、盛り上がりに欠けた商いでした。それでも、売買代金は5日連続で1,000億円を維持しています。

なお、総合指数は反落となり、再び1,200ポイントを割り込んで終わりました。

ニトリHDが一時▲9%超安の急落、先週末に暴落したエーザイは力弱い反発

個別銘柄では、先週末に記録的な暴落となったエーザイ(4523)が反発しましたが、限定的なものに止まりました。また、ホンダ(7267)が堅調に推移して年初来高値を更新し、デンソー(6902)も取引時間中に3日連続の高値更新となっています。

その他では、ファナック(6954)が値を上げ、キーエンス(6861)も大幅高となったのが目を引きました。

一方、先週末に決算発表を行ったニトリホールディングス(9843)が材料出尽くしなどから一時▲9%超安の急落となり、終値でも▲6%超安で引けました。また、ケーズホールディングス(8282)やドンキホーテホールディングス(7532)など小売株の一角が大幅安となっています。

その他では、三井住友フィナンシャルグループ(8316)など金融株が総じて売られました。

新興市場では、窪田製薬ホールディングス(4596)、ブランジスタ(6176)、ロックオン(3690)などが大幅安となって年初来安値を更新しました。一方、手間いらず(2477)は大幅続伸となり、アトラエ(6194)も値を上げています。

青山 諭志