【貯蓄額】専業主婦世帯と共働き世帯で比較すると、どの程度の差がある?
金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとに、それぞれ貯蓄額平均と中央値、割合をチェックしてみました。
〈専業主婦世帯〉平均貯蓄額:1158万円、中央値:300万円
- なし:25.2%
- 100万円未満:9.3%
- 100万円以上200万円未満:7.4%
- 200万円以上300万円未満:4.6%
- 300万円以上400万円未満:4.3%
- 400万円以上500万円未満:3.1%
- 500万円以上700万円未満:7.3%
- 700万円以上1000万円未満:5.7%
- 1000万円以上1500万円未満:7.9%
- 1500万円以上2000万円未満:5.4%
- 2000万円以上3000万円未満:6.2%
- 3000万円以上:10.2%
〈共働き世帯〉平均貯蓄額:1052万円、中央値:350万円
- なし:21.9%
- 100万円未満:9.4%
- 100万円以上200万円未満:7.2%
- 200万円以上300万円未満:5.4%
- 300万円以上400万円未満:5.5%
- 400万円以上500万円未満:4.5%
- 500万円以上700万円未満:7.3%
- 700万円以上1000万円未満:6.8%
- 1000万円以上1500万円未満:8.7%
- 1500万円以上2000万円未満:4.8%
- 2000万円以上3000万円未満:6.2%
- 3000万円以上:9.0%
平均では専業主婦世帯の平均貯蓄額は1158万円、共働き世帯の平均貯蓄額は1052万円で、専業主婦世帯の方が約100万円ほど多く貯蓄していることがわかります。
しかし、上層に引っ張られる平均とは異なり、実質的な中心の値を捉える「中央値」では共働き世帯の方が数値が大きくなる結果となりました。また、貯蓄なしの世帯割合も専業主婦世帯の方が大きいと見受けられます。
大きな違いは見て取れませんが、小さな収入差が重なっていくと考えられます。また、将来の厚生年金の受給額にも少なからず差が出てくるはずです。
いざ老後を迎えたタイミングでどのような形になるかを確認するとよいでしょう。