一昔前の日本では「結婚はいずれするもの」という価値観が一般的でした。
しかし少子化が進む令和の日本においては、以前よりも結婚に対する価値観が変わってきています。
本記事では、実際のアンケート調査をもとに、現代の結婚観がどのように変わってきたのかについて紹介していきます。
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世代間で結婚観に格差?4割は「結婚の必要性を感じない」
株式会社エニトグループの下で、マッチングアプリ『Omiai』を手掛ける株式会社Omiaiは、15~39歳の未婚者を「婚活世代」、40~79歳の既婚者を「親・祖父母世代」としてアンケート調査を実施しています。
調査概要は下記のとおりです。
【婚活世代】
- 調査名称:結婚観についてのアンケート
- 調査期間:2023年8月22日
- 調査対象:全国15~39歳の未婚男女 及び 40〜79歳の既婚男女
- 調査数:未婚600名/既婚400名
- 調査方法:Webアンケート
- リリース公開日:2023年10月25日
【親・祖父母世代】
- 調査名称:結婚観についてのアンケート
- 調査期間:2023年8月22日~ 8月23日
- 調査対象:全国、40~79 歳の既婚男女
- 調査数 :400名
- 調査方法:Webアンケート
上記調査の結果、親・祖父世代では8割の人が「一般論として結婚したほうがよい」と回答しているのに対し、婚活世代は6割に留まり、世代間で「結婚の必要性」に26.3ポイントもの差が生じています。
婚活世代においては、結婚に対し「良いと思わない」「あまり良いと思わない」といった否定的な意見が36.0%となっています。
上記から、15〜39歳の婚活世代においては、約3人に1人が「必ずしも結婚は幸せには結びつかない」といった、結婚を選択しない考えを持っていることが分かります。