インフレによって商品・サービスの値段が上がり続けています。

日々の値段チェックが重要になりつつありますよね。

そこで本記事では1年前に比べて豚肉の値段が最も上がった都市ランキングを紹介します(対象は都道府県庁所在市および人口15万人以上の市)。

あわせて年間の豚肉支出額がどれくらい伸びたのかも解説します。

最後にインフレから資産を防衛する手段も紹介するので、お金のやりくりを効率化したい方はぜひ参考にしてください。

※本記事における豚肉の値段は総務省「小売物価統計」に基づきます(国産品,バラ(黒豚を除く)100g)

1. 1年前に比べて豚肉の値段が最も上がった都市TOP10

2023年9月時点、1年前(2022年9月)と比べて豚肉の値段が最も上がった都市TOP10は以下の通りです。

<豚肉の値段が最も上がった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 津市 +44円(251円)
  2. 松阪市 +43円(286円)
  3. 奈良市 +43円(273円)
  4. 東大阪市 +40円(275円)
  5. 姫路市 +36円(293円)
  6. 静岡市 +35円(286円)
  7. 那覇市 +34円(271円)
  8. 岡山市 +33円(295円)
  9. 今治市 +33円(247円)
  10. さいたま市 +32円(288円)

1.1 1位の津市の豚肉の値段の推移(円)

出所:各種資料をもとに筆者作成

なお、最も値上がりしなかった都市TOP10は以下の通りです。

<豚肉の値段が最も上がらなかった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 山口市 ▲35円(193円)
  2. 盛岡市 ▲15円(249円)
  3. 富山市 ▲8円(257円)
  4. 福山市 ▲7円(263円)
  5. 小山市 ▲4円(270円)
  6. 所沢市 ▲2円(261円)
  7. 大津市 ▲1円(273円)
  8. 函館市 +0円(251円)
  9. 八戸市 +2円(246円)
  10. 八王子市 +2円(275円)

なお、全都市の小売価格の平均は268円(2023年9月時点)、前年同月比では6%の伸びとなっています(いずれも小数点第一位を四捨五入)。