1.2 平均値と中央値の違い

平均値とは、対象となる数を全て足したあとに、その合計値をデータの数で割ったものを指します。

一方、中央値とはデータを大きい順や小さい順に一つずつ並べていき、ちょうど真ん中にくる値を指します。

金融広報中央委員会の説明を参考に、「400万円」「5500万円」「350万円」「200万円」「2900万円」「1250万円」「300万円」「220万円」「500万円」という資産を持っている人がいるとします。

この場合、平均値は1291万円になります。

しかし、実態とはかけ離れているという印象を持つ方もいるのではないでしょうか。

一方で、中央値では400万円になります。より実態に近いといえますね。

さらに実態をつかみやすいよう、金融資産保有額ごとの割合も確認しましょう。

1.3 【60歳代】二人以上世帯の金融資産保有額ごとの割合

  • 金融資産非保有   :20.8%
  • 100万円未満     :6.1%
  • 100~200万円未満  :5.5%
  • 200~300万円未満  :3.3%
  • 300~400万円未満  :3.2%
  • 400~500万円未満  :3.4%
  • 500~700万円未満  :5.3%
  • 700~1000万円未満  :6.1%
  • 1000~1500万円未満:8.6%
  • 1500~2000万円未満:5.7%
  • 2000~3000万円未満:8.8%
  • 3000万円以上     :20.3%
  • 無回答       :2.9%

「貯蓄ゼロ」が約20パーセントである一方で、貯蓄3000万円以上も約20パーセント。

60歳代ですので、これから定年退職を迎え、退職金を受け取る予定の世帯もあるでしょう。

退職金を一括で受け取り、老後資金に充てる予定であれば、心配はいらないかもしれません。

しかし、退職金額は企業、勤続年数、役職などによって決定するものです。ご自身の退職金がどれくらいになるのかは、人事規定等でしっかり確認しておきましょう。