エーザイの記録的暴落を吸収して日経平均は小幅反発

【東京株式市場】 2017年12月22日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小幅反発、TOPIXは3日続伸

2017年12月22日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,902円(+36円、+0.2%) 小幅反発
  • TOPIX 1,829.0(+6.4、+0.4%) 3日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,207.9(+8.3、+0.7%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,124、値下がり銘柄数:844、変わらず:96
  • 値上がり業種数:23、値下がり業種数:10
  • 年初来高値更新銘柄数:173、年初来安値更新銘柄数:9

東証1部の出来高は14億8,922万株、売買代金は2兆4,038億円(概算)となり、いずれも前日より微増となりました。米国の税制改革法案が可決して目先のイベントが出尽くしになったことで盛り上がりに欠けた商いでした。外国人投資家の多くがクリスマス休暇で不在だったと見られることも一因です。ただ、売買代金は2兆円を維持しました。

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そのような中、日経平均株価はほぼ終日にわたって静かな値動きでした。前場の序盤に一時▲64円安となる場面があった一方、後場は一時+41円高まで切り返しましたが、いずれにせよ値幅の狭いレンジでの動きでした。それでも、大引けにかけて盛り返した結果、終値としては4日ぶりに22,900円台を回復しています。

なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、上昇率は日経平均株価より大きくなり、3日続伸となりました。

東証マザーズ総合指数は反発、売買代金は4日連続の1,000億円超に

東証マザーズの出来高は8,764万株、売買代金は1,120億円となり、いずれも前日より増加しました。個人投資家の物色意欲が高まった結果、新興市場は久々に出来高が膨らみましたが、低位株の取引が増えたため、売買代金は小幅増加に止まりました。それでも、売買代金は4日連続で1,000億円を上回っています。

また、総合指数も反発し、終値で再び1,200ポイントを回復して引けました。

エーザイが一時▲16%超安の記録的な暴落、KDDIは7日ぶりに小幅反発

個別銘柄ではファナック(6954)が堅調に推移し、デンソー(6902)が連日の年初来高値更新となりました。

また、コマツ(6301)が大幅高となって高値更新となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)やりそなホールディングス(8308)も大きく値を上げて高値を付けています。その他では、KDDI(9433)が7日ぶりの小幅反発となり、任天堂(7974)は続伸となりました。

一方、アルツハイマー新薬開発の大幅遅延が明らかとなったエーザイ(4523)が一時▲16%超安の暴落となり、終値でも▲15%安に迫りました。時価総額2兆円超の銘柄としては極めて稀な記録的暴落と言っていいでしょう。

その他では、東京エレクトロン(8035)やアドバンテスト(6857)の大幅下落が目を引いています。

新興市場では、手間いらず(2477)とキャリア(6198)が連日の年初来高値更新となり、中村超硬(6166)も大きく値を上げました。一方、CYBERDYNE(7779)が続落となり、ブランジスタ(6176)は年初来安値を更新して引けています。

青山 諭志

ニュースレター

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。