インフレによって商品・サービスの値段が上がり続けています。

日々の値段チェックが重要になりつつありますよね。

そこで本記事では1年前に比べてチョコレートの値段が最も上がった都市ランキングを紹介します(対象は都道府県庁所在市および人口15万人以上の市)。

あわせて年間のチョコレート支出額がどれくらい伸びたのかも解説します。

最後にインフレから資産を防衛する手段も紹介するので、お金のやりくりを効率化したい方はぜひ参考にしてください。

※本記事におけるチョコレートの値段は総務省「小売物価統計」に基づきます(板チョコレート,50~55g,「明治ミルクチョコレート」,「ロッテガーナミルクチョコレート」又は「森永ミルクチョコレート」100g)

1. 1年前に比べてチョコレートの値段が最も上がった都市TOP10

2023年9月時点、1年前(2022年9月)と比べてチョコレートの値段が最も上がった都市TOP10は以下の通りです。

<チョコレートの値段が最も上がった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 今治市 +58円(269円)
  2. 広島市 +50円(271円)
  3. 八戸市 +44円(278円)
  4. 津市 +44円(269円)
  5. 枚方市 +43円(255円)
  6. 姫路市 +43円(254円)
  7. 京都市 +37円(255円)
  8. 高知市 +36円(261円)
  9. 水戸市 +30円(255円)
  10. 岐阜市 +30円(241円)
  11. 西宮市 +30円(249円)

1.1 1位の今治市のチョコレートの値段の推移(円)

出所:各種資料をもとに筆者作成

なお、最も値上がりしなかった都市TOP10は以下の通りです。

<チョコレートの値段が最も上がらなかった都市TOP10>
※前年からの価格の変動幅(2023年9月時点の小売価格)

  1. 熊谷市 ▲14円(211円)
  2. 函館市 ▲13円(220円)
  3. 立川市 ▲13円(212円)
  4. 札幌市 ▲7円(241円)
  5. 相模原市 ▲7円(233円)
  6. 旭川市 +0円(232円)
  7. 前橋市 +0円(225円)
  8. 新潟市 +0円(239円)
  9. 長岡市 +0円(240円)
  10. 富山市 +0円(234円)
  11. 大津市 +0円(247円)

なお、全都市の小売価格の平均は247円(2023年9月時点)、前年同月比では8%の伸びとなっています(いずれも小数点第一位を四捨五入)。

2. チョコレートの年間支出額はどれくらい伸びたか

チョコレートに関する年間支出額は対前年同月比でどれほど伸びたのでしょうか?

2023年9月時点の小売価格をもとに、1週間にチョコレートを100g消費した場合のシミュレーション結果を比較してみましょう。

<2023年9月時点の価格で1週間に100gのチョコレートを消費した場合の年間支出額>
※2023年9月時点の小売価格をもとに計算したチョコレートの年間支出額(前年同月からの金額の変動幅)

  1. 今治市:1万3988円(+3016円)
  2. 広島市:1万4092円(+2600円)
  3. 八戸市:1万4456円(+2288円)
  4. 津市:1万3988円(+2288円)
  5. 枚方市:1万3260円(+2236円)
  6. 姫路市:1万3208円(+2236円)
  7. 京都市:1万3260円(+1924円)
  8. 高知市:1万3572円(+1872円)
  9. 水戸市:1万3260円(+1560円)
  10. 岐阜市:1万2532円(+1560円)
  11. 西宮市:1万2948円(+1560円)

※100g×52週間で計算

1位の今治市では年間3016円の増加となっています。

1週間に200gなら6032円、300gなら9048円の増加です。

なお、令和4年における愛媛県の賃金は267.3万円です(出所:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」)。

1週間に100gのチョコレートを消費した場合、賃金に占める年間支出額の割合は0.52%となります(小数点第三位を四捨五入)。