いよいよ12月も最終週に突入しました。クリスマスも過ぎれば街は一気に新年モードになりますね。「まだ年賀状の準備をしていない」と、気になり始めた人も、「そろそろお年賀を買いに行かなきゃ」と、何を買おうか考えを巡らせている人もいるでしょう。
ところで実際のところ、周囲の人の年始の挨拶事情はどのようになっているのでしょうか。マクロミルが先日、全国2,000名(中学生を除く15歳~69歳の男女)を対象に行ったアンケート調査を発表しています。今回はその内容を見てみましょう。
年始の挨拶は「直接」「年賀状」など昔ながらの方法が上位。「LINE」も猛追
この調査ではまず、2018年、年始の挨拶をどのようにする予定か尋ねています(複数回答。同居家族への挨拶は除く)。
その結果、「直接会う」51.8%、「年賀状」44.3%、「お年賀・ギフト」29.1%で、比較的なじみのある挨拶の方法が上位3位を占めました。なお、コミュニケーションツールとしてここ数年で幅広い世代に浸透した「LINE」も26.6%で4位となっています。ちなみに「電子メール」は14.7%で、年始のご挨拶に使うという人はあまり多いとはいえないようです。
予想通り!? 年始の挨拶で「LINE」を使う割合は若い世代ほど高い
この調査で、年始の挨拶について年代別に比較したところ、特に特徴的な傾向が見られたのが「LINE」を使った年始の挨拶をしているかどうかについて。年代が若くなるにつれ利用意向が顕著に高まっていることがわかりました。60代ではわずか9.5%であるのに対し、10代ではなんと61.4%もの人が「LINE」を使って年始の挨拶をすると回答しています。
年賀状の準備は「自分で印刷」、予算は1,000~3,000円が最多
4割以上の人が送ると回答した年賀状。このアンケートではその準備や予算の実態についても調査しています。準備に関しては「自分で印刷」が64.2%で、2位の「手書き」(34.1%)を大きく引き離してトップ。また予算は、年賀状代や印刷代などを含めて1,000~3,000円が最多となっています。
また、年始のご挨拶の方法が多様化する中で、2018年のお正月に紙の「年賀状」を送る理由についても尋ねたところ、その理由として最も多く挙げられたのが「以前からの習慣で何となく」(51.1%)、次いで「礼儀だと思うから」(42.6%)、「相手から送られてくるから」(35.5%)だったことがわかりました。慣習や礼儀が主な理由になっているこの結果、もしかしたら本音では「できればもうやめたいけれど、きっかけが…」という人も多いのかもしれませんね。
お年賀・正月ギフト、「買いたい」と「もらってうれしい」にはギャップ!?
新年の挨拶にあたって、お年賀を用意するという人もいるでしょう。この調査では何を買うのか、またもらう場合は何が嬉しいと思うのかについても尋ねており、それぞれのトップ5が示されています。
まず、買うものの1位は「和菓子」で41.1%、2位は「洋菓子」36.9%と上位2位をお菓子が占め、続く5位まで食品、お酒がランクインしています。
一方、もらって嬉しいものの1位は「洋菓子」で43.6%、ついで2位「肉・ハム」34.1%、3位「和菓子」33.5%、4位「お酒」21.3%と続きます。また、5位に「カタログギフト」21.2%がランクインしているのも注目したいポイントです。やはり自分で好きなものを選びたいというのが本音でしょうか…?
まとめ
いかがでしたか? 年賀状など昔ながらの方法による新年の挨拶はまだまだ健在のようですね。一方で、あと10年もすればその方法は大きく様変わりしているのではないかとも感じさせる結果です。さて、みなさんは来る2018年の年始挨拶、どのようにされる予定ですか?
出所:「気になる年始の挨拶事情。年賀状は送る? お年賀やギフトは? 2,000名に調査」(マクロミル調べ)
LIMO編集部