今年もプロ野球のシーズンが終わりました。

続々と戦力外となった選手の発表がされる中、ドラフトにも注目が集まりましたね。

プロスポーツ選手の活躍や引退を見守る私達ですが、同じく今の仕事を引退する時が必ずやってきます。

一般的な会社員や公務員では65歳程度が定年となっていますので、そこから年金暮らしに入る方も多いでしょう。

そこで今回は、最新データから厚生年金の受給額の実態をさぐります。

「月額10万円未満」と「月額20万円以上」では、どちらの割合が多いのでしょうか。意外な結果を見ていきましょう。

1. 厚生年金の受給額は月平均でいくらか

まずは、公的年金を受給する方の全体の平均額を見ていきます。

年金には国民年金と厚生年金があるため(下図参照)、国民年金を含んだ厚生年金の月額で確認していきましょう。

厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、2021年度末時点での国民年金や厚生年金の受給額、受給者の数などを知ることができます。

資料によると、厚生年金の平均受給額は14万3965円(男性:16万3380円、女性:10万4686円)となっています。

冒頭の年金クイズ『受給者が多いのは「月額10万円未満」と「20万円以上」どっち?』ですが、平均を見る限りでは、10万円以上の人が多い印象を受けますね。

次の章で「月額10万円未満」「月額20万円以上」の割合を見ていきましょう。