よりゆとりある老後生活を送るために、65歳以上も働きたいと思っている方もいることでしょう。

働いていれば、収入が得られるだけでなく生活のリズムが整いやすかったり人とのコミュニケーションも取れたりするメリットもあります。

しかし、年金をもらいながら働くと、一定金額を超えた場合に年金額が減額されることがあります。特に、高い収入を得る方ほど働き損にならないよう注意が必要です。

この記事では、65歳以降も働く場合、在職老齢年金制度により損しないために知っておきたいことを解説していきます。

1. 在職老齢年金とは

老齢厚生年金を受給しながら同時に厚生年金に加入している場合、在職老齢年金制度の対象になり、受給する老齢厚生年金額の一部または全部が支給停止になります。

具体的には、「70歳未満の方のうち会社で働きながら厚生年金保険に加入している方」や「70歳以上の方で厚生年金保険の適用事業所で働く方」などが対象です。