2017年12月20日、LINE(3938)とモバイク・ジャパンは、日本国内におけるシェアバイク事業、「Mobike」の展開に向け、資本業務提携を締結したと発表した。
シェア自転車事業には、8月に中国の「ofo(オッフォ)」がソフトバンク コマース&サービスと協業し、シェア自転車事業を日本で展開することに基本合意したと発表している。また、9月には、メルカリやDMM.comも参入の検討を始めたと発表している。さらに、先月には、セブン-イレブンが11月21日、ソフトバンクグループ(9984)の子会社と協業することも発表している。
モバイクは、2016年4月にシェアバイク事業を開始以降、世界中200都市以上でサービスを展開、登録ユーザー数2億人以上、1日あたりの最大利用回数は3,000万回以上にのぼるなど、世界最大のバイクシェアサービスを展開している。また、日本では、2017年8月から札幌市内でサービスを行っている。
こうした実績に加え、「Mobike」で使用する自転車は、4年間メンテナンスフリーの高性能自転車であることや、全ての自転車にGPSが内蔵され、車両の位置情報をリアルタイムに把握できる利便性を備えつつ、放置自転車の防止にも役立っていることなどを評価し、LINEは、シェアバイク事業のパートナーとしてモバイクを選んでいる。
今後、モバイクは、サービス運営、自転車提供・メンテナンス、アプリおよび業務システム開発を担当する一方で、LINEは、同社のユーザーベースを活用することや、インフラベースの整備サポートなどを行うことで、日本国内における「Mobike」のサービス展開を推進していく予定。また、2018年上半期を目処に、「LINE」アプリ内から「Mobike」の利用できるように準備を進めていくとしている。
LIMO編集部