1.1 額面年金302万円の夫の手取り
- 額面 302万円
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所得税 3万4000円
(302万円ー110万円(公的年金所得控除)ー48万円(基礎控除)ー48万円(老人配偶者控除)ー30万円(社会保険料控除))×5.105%(所得税率) -
住民税 8万3000円
(302万円ー110万円(公的年金所得控除)ー43万円(基礎控除)ー38万円(老人配偶者控除ー30万円(社会保険料控除)×10%(住民税率)ー2500円(調整控除額)+5000円(均等割額) - 国民健康保険料 20万3000円
- 介護保険料 9万7000円
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手取り 260万2000円
302万円ー3万4000円(所得税)ー8万3000円(住民税)ー20万3000円(国民健康保険料)ー9万7000円(介護保険料)
1.2 額面年金80万円の妻の手取り
- 額面 80万円
- 所得税 0円
- 住民税 0円
- 国民健康保険料 6万円
- 介護保険料 6万円
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手取り 68万円
80万円ー6万円(国民健康保険料)ー6万円(介護保険料)
夫婦での年金の手取りは年間で約328万2000円です。月額にすると、27万3500円になります。生活水準にもよりますが、年金だけで暮らせる世帯も多いのではないでしょうか。
2. 年収「夫600万円・妻400万円」の夫婦がもらえる年金はいくらか
次に、年収「夫600万円・妻400万円」の夫婦が受け取る年金をシミュレーションします。シミュレーションの条件は以下のとおりです。
- 東京都練馬区在住
- 夫婦ともに1975年生まれで65歳から年金受給を開始
- 夫婦ともに20歳から64歳まで会社員として勤務
(夫の平均年収は600万円・妻の平均年収は400万円) - 65歳以降の収入は年金のみ
- 基礎控除と社会保険料控除・公的年金控除・特別配偶者控除のみを適用
厚生労働省の公的年金シミュレーターで試算すると、年金受給額の目安は額面で夫が年間231万円、妻が年間180万円です。手取りのシミュレーションは以下のとおりとなります。