2. 加給年金「2023年度(令和5年度)」はいくら?
では、2023年度の加給年金の年金額について見ていきます。
2.1 加給年金の金額
日本年金機構によると、2023年度の「配偶者を対象とする」加給年金は22万8700円です。
2022年度の22万3800円から、4900円の増額となりました。
また、対象となる子どもがいる場合、1人目と2人目で22万8700円、3人目以降の子どもからは1人あたり7万6200円の加算になります。
2.2 加給年金の特別加算
また、老齢厚生年金を受給している人の生年月日に応じて、その配偶者の加給年金額に3万3800円から16万8800円が特別加算される点も知っておきましょう。
これにより、加給年金の金額は最大で39万7500円にもなります(夫婦のみで考えた場合)。
通常の厚生年金に上乗せで約40万円が支給されます。
配偶者が65歳になるまで受け取れるため、5歳差なら5年分、10歳差なら10年分になりますね。
そのため、年の差が大きいほど手厚さを実感できるかもしれません。とはいえ、次項の注意点はぜひ押さえておきましょう。