注意すべきこと1.金融機関は1年に1度しか変更できない
新NISAで注意すべきこと1つ目は、金融機関を1年に1度しか変更できないことです。
NISA口座は1人1口座しか持てないため、同時期に複数の金融機関での新NISA口座の開設はできません。金融機関の変更は可能ですが、一度新NISA口座を開設して投資をすると、翌年までは金融機関の変更ができない仕組みです。
そのため、新NISAの口座を開設する金融機関は慎重に選びましょう。金融機関によって取扱銘柄やポイントサービスなどが大きく異なるため、事前によく比較検討してください。
注意すべきこと2.設定を誤ると配当金に課税される
新NISAで注意すべきこと2つ目は、設定を誤ると配当金に課税されることです。
新NISAでは、原則投資で得た利益や配当金には税金がかかりません。そのため、株式などの保有により発生する配当金は非課税で受け取ることが可能です。
ただし、これは配当金の受取方式を「株式数比例配分方式」に設定した場合のみとなります。ほかに設定が可能な「配当金領収証方式」や「登録配当金受領口座方式」などを選択した場合は、配当金に約20%の税金がかかります。
配当金を受け取る銘柄へ投資する人は、開設したNISA口座の設定が「株式数比例配分方式」になっているかを、かならず確認しましょう。