ニデック(旧:日本電産)の製品グループ別業績

同社ではセグメント別よりも、製品グループ別で収支管理をしている。

売上高の83.5%を占める以下の3製品グループについて見ていく。

  • 「精密小型モータ」製品グループ
  • 「車載」製品グループ
  • 「家電・商業・産業用」製品グループ

ニデック(旧:日本電産)の「精密小型モータ」製品グループ

「精密小型モータ」製品グループは、前年同期比で減収減益であった。

特にHDD用モーターは、販売水量の減少が影響して▲31.5%と大幅な減収となっている。

同社は、今後の予測として、

  • 電動二輪向け(二輪のEVシフト)
  • 水冷モジュール(AI活用に伴いプロセッサ発熱量が増加)

といった新商材の拡販を進めている。

ニデック(旧:日本電産)の「車載」製品グループ

中国EV市場の台数成長率低下の一方、グローバル自動車生産台数の回復もあり、売上高は前年同期比+11.0%となった。

前期に実施した構造改革に伴い固定費の大幅な低減を達成したこと等により、利益は前年同期比+199.5%の大幅な増益となった。

CASE(Connected、Autonomous/Automated、Shared、Electric)⾰命による旺盛な電動化需要を捉えて、「世界No.1の⾞載システム企業」を⽬指すとしている。