3. 65歳以上のシニア世帯「貯蓄額」平均はいくら?

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)平均結果-(二人以上の世帯)」より、65歳以上世帯のうち「二人以上世帯」の貯蓄事情を確認してみましょう。

  • 貯蓄平均値:2414万円
  • 貯蓄中央値:1677万円

65歳以上の世帯の貯蓄額は、上記の通り平均と中央値で乖離が見られます。

この場合、平均は一部の大きな数値により引き上げられていると考えられますので、より実態に近いと考えられている中央値を参考にしておきましょう。

中央値は1677万円ですが、貯蓄額が1000万円に満たない世帯は約36%です。一方で貯蓄額2000万円を超える世帯は約43%。

これから退職金を受け取り貯蓄額が一気に引き上がる世帯もあるかもしれませんが、本データは65歳以上を対象としているため多くの世帯が退職金受取済みと考えられます。

貯蓄額を始め、お金事情は個人差があって然りですが、年金額や生活費などを考慮すればやはり貯蓄は多いに越したことはないでしょう。