LIMOが2021年10月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年10月10日)

園芸店やホームセンターに柑橘類の果樹がたくさん並ぶ季節になりました。レモンにチャレンジするなら、今が始めどきです!

レモンは鉢植えでも育つ果樹。うまく実がなれば、無農薬の新鮮なレモンを食卓で味わうことができます。

本日はガーデニング歴20年のLIMO編集部員が、今が始めどき「レモン」について、育て方や気をつける点などをわかりやすくご紹介します。

1. レモンの木を育てるメリット

【レモンの基本情報】

  • ミカン科ミカン属
  • 常緑低木
  • 周年開花(5~6月が中心)
  • 1本で結実
  • 品種:リスボンレモン、アレンユーレカレモン、マイヤーレモン、サイパンレモンなど

家庭でレモンが収穫できると、料理に使えてとても便利。少しだけ使いたい時に庭先からもいで、採れたてのレモンを味わうことができるのは自宅栽培の醍醐味です。

国産レモンは外国産に比べると割高。外国産レモンは安価ですが、輸入品のため薬剤処理が施されています。ちょっとだけ使いたいときだと、どちらを買うか悩ましいですね。

そもそもレモンは無農薬でも十分育つ果樹。自分で育てたレモンは安心して使うことができます。

また、レモンは観葉植物として楽しむこともできます。5月には白い小花が咲き、甘い匂いを漂わせます。まっすぐに伸びる木に緑の葉が映え、室内でも存在感を発揮します。

2. レモンの育て方

それではレモンの木の購入方法や植え方から管理の方法まで、レモンの育て方をご紹介します。

レモンの苗木、60~70センチ程度で2000円弱で購入したもの。(LIMO編集部)

2.1 レモンの苗木を購入する

レモンの苗木は今の時期、比較的用意に手に入ります。ホームセンターや規模の大きい園芸店だと品揃えも豊富。多くの柑橘類の苗木から、お気に入りの一株を選ぶことができるでしょう。

ネットショップでも購入が可能で、樹高の高い立派な苗木が多く販売されています。

ネットショップで購入するメリットは大きな苗木が購入できて、說明が丁寧であること。何年生の苗木か、品種や育て方など、初心者にもわかりやすく說明してあります。

デメリットは実物を見ることができないことです。「生き物」を購入するわけですから、初めて注文するお店だと届くまでは少し心配かもしれませんね。

心配な人は実物を見て購入できるホームセンターなどで購入するほうがよいかもしれません。

最近は10~20センチの小さなレモンの苗木が販売されていますが、初心者の人はある程度大きく成長した苗を買うことをおすすめします。

というのも、レモンは成長に応じて剪定が必要で、剪定をして樹形を整えてあげるほうが実がつきやすくなります。

観葉植物として育てるなら問題ありませんが、実を収穫したい人は、ある程度整枝されて安定して成長した2年め、3年目の苗木を購入したほうが無難です。