普段通りの気持ちで受験に臨むことが大切

yamasan0708/shutterstock.com

これから秋の深まりとともに、小学校受験シーズンがやってきます。

寒暖の差が激しい季節なため、受験生である幼児は風邪をひきやすいです。しっかり睡眠時間を確保し、栄養バランスの良い食事を食べ、家族全員が風邪を引きにくい生活習慣を維持するように心がけましょう。

また、普段とは違う生活リズムになると子どもは敏感に反応します。あくまでも「いつもの生活」を送りながら入試対策をして、特別感を出さないようにしてください。

この時期の親は、本番が迫り焦る人もいれば、「クヨクヨしても仕方がない」と開き直るタイプの人に分かれることがあります。焦る人からすると、ドンと構えているお母さんを見るとさらに焦ってしまいますが、「ここまで自分も頑張ってきた」と自分自身を労ってみることも必要です。

受験当日は、小学校に余裕を持って到着できるよう公共交通機関の時刻表をチェックし、電車などの遅延も想定して「確実に時間内に着く」ことや、交通機関の乱れで遅れる時は学校に連絡をし駅での遅延証明書の手続きをすることも頭に入れておくと安心です。

我が子の良さが存分に発揮できるよう、励ましの言葉をかけて入試会場へと送り出したいですね。

お受験は、子どもの成長の通過点の1つにすぎない

小学校受験は、子どもにとっては人生初の受験であり、親にとっても「親としての初陣」になります。その初陣は地域によっては突破するのもかなり難しく、華々しく勝ち名乗りを上げることが出来ない可能性もあります。

「ご縁がなかった」と常に隣り合わせの中で受験に向けて動くことになるため、何が何でも、という精神を捨てて、「ご縁があれば幸い」という気持ちで臨んでいくことが大切です。

参考資料

中山 まち子