投資信託協会のデータによれば、2023年9月末のETFの純資産総額は73兆811億円と過去最高額を記録しました。
ますます人気の高まるETFとはどのような金融商品なのでしょうか?
本記事で解説します。
1. ETFの純資産総額が過去最高の73兆811億円に
投資信託協会のデータによれば、2023年9月末のETFの純資産総額は73兆811億円と過去最高額を記録しました。
前月からは+2489億円となっています。
2. ETFとは
ETF(上場投資信託)は金融商品取引所に上場された投資信託のことです。
投資信託(ファンド)は資金の運用をプロにおまかせできる金融商品のことで、現在は多種多様な方針のもと、約6000本の商品が展開されています。
ETFはこの投資信託が上場されたもので、(非上場の投資信託と比べて)以下のような特徴を有しています。
- 信託報酬が安い
- いつでも取引できる
- 株式と同じような取引ができる
信託報酬とは投資信託の運用にかかるコストのなかでもメインとなるものです。
保有額に対して年率◯%の形で、運用期間中は毎日発生します。
また、非上場の投資信託は1日1回しか取引できませんが、ETFは取引所の取引時間中ならリアルタイムで売買できます。
株式と同じような手法で取引できる点も投資信託の特徴です。
成行注文や指値注文といった注文方法はもちろんのこと、信用取引にも対応しています。