生活保護の基準の見直しが行われ、2023年10月から新しい基準額が適用されます。
今回の見直しでは、近年の物価上昇や新型コロナウイルス感染症などの影響を考慮し、受給額が下がることのないよう臨時的・特例的な措置が取られています。
年金受給中の方の中には、年金だけでは生活が苦しく生活保護をもらいたいと考えている方もいるでしょう。しかし、年金と生活保護の両方をもらうことはできるのでしょうか。
そこでこの記事では、10月からの生活保護の基準の見直し内容についてまとめるとともに、年金受給中でも生活保護がもらえるのかについて解説していきます。
1. 10月から生活保護の基準が改定へ
生活保護制度とは、生活に困窮している方に対して、憲法で定められている「健康で文化的な最低限度の生活」を保障し自立をサポートするために設けられている制度です 。
生活保護は「保護基準」が定められており、2023年10月から改定された内容が適用されます。具体的にどのような点が改正されるのか確認していきましょう。