OMデジタルソリューションズは、水中撮影可能なデジタルカメラ「OM SYSTEM Tough TG-7」を発表した。

「OM SYSTEM Tough TG-7」は、水深15m・耐低温-10℃の高い耐環境性能と、レンズ先端1cmまで近接撮影可能な高い接写性能を併せ持つコンパクトデジタルカメラである。

OM SYSTEMブランドとして初となるToughシリーズとなる。

なお、OMデジタルソリューションズは、オリンパス株式会社(東証プライム、7733)の映像事業部門を前身とする企業である。

デジタルカメラ「Toughシリーズ」とは

オリンパスが、他社に先駆けて、衝撃に強い丈夫な構造と防水機能を採用したのが「Toughシリーズ」である。

デジタルカメラの使用シーンをアウトドアからマリンスポーツまで広げた。

年々進化していき、堅牢防水性能、防塵 、耐衝撃、耐荷重、耐低に加え、撮影レンズ前面の保護ガラスのダブルガラス化による高い耐結露性など、高いタフ性能を備えたモデルもラインナップされた。

2010年~2019年まではオリンパスが開発・製造しており、「OLYMPUS Tough TG-6」(2019年7月発売)が最後のモデルとなった。

防水デジカメは、マリンスポーツやアウトドア向けで需要が高く、様々なメーカーから発売されている。

著者自身、2023年10月までに複数台の使用したことがあるが、マリンスポーツ用ながら水中で1時間持たずに故障した経験がある。

使用した防水デジカメの中でも、正直「Toughシリーズ」は別格であった。

オリンパスからOMデジタルソリューションズへ

OMデジタルソリューションズは2020年10月に設立され、2021年1月よりオリンパスの映像事業を吸収分割により継承している。

事業継承後も、「オリンパス」のブランドについては、事業譲渡時に譲り受けた製品や発表済みの製品については引き続き用いていた。

2021年10月より、「オリンパス」に代わり「OM SYSTEM」を新ブランドとしている。