「投資」と「融資」。

耳慣れてはいるものの、よくわからない用語として認識している方も多いでしょう。

そこで本記事では「投資」と「融資」の違いを解説しつつ、気になった方向けに投資の始め方も紹介していきます。

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1. 投資とは

投資とは利益を見込んで資金を投じることです。

ポピュラーな金融商品である株式を例に見てみましょう。

株式は企業が資金を調達するために発行する有価証券です。

投資家は株式を購入することで企業に資金を預け、その代わりに以下のような利益を期待できるしくみです。

  • キャピタルゲイン:株価上昇による株式の売却益
  • インカムゲイン:企業が決算のタイミングで配る配当金(利益の分前)

2. 融資とは

一方、融資とはお金を借りることです。

主に企業や個人が事業資金を借りる時に利用します。

融資を受けるには金融機関の審査に通る必要があります。

3. 投資と融資の違い

では、融資と投資にはどのような違いがあるのでしょうか?

大きな違いとしてあげられるのが「返済義務」の有無です。

融資の場合、企業は元本(借りたお金)プラス利息を金融機関に返済する義務があります。

一方、投資の場合は企業が返済義務を負うことはありません。

投資家はリスクを取ることになりますが、代わりに大きなリターンを期待できます。

出所:MeChoice編集部

4. 個人に関係あるのは投資

ここまで投資と融資の違いを解説してきました。

このなかで個人に関係があるのは投資です。

個人であっても、現金を一定割合株式などに変えて保有することで、キャピタルゲインやインカムゲインといった不労所得が期待できます。

本人が労働する必要がないため、気軽に作れるキャッシュポイントとしてもおすすめです。

5. 初心者なら投資信託から始めよう

投資初心者の方が投資を始めるなら投資信託がおすすめです。

投資信託は投資のプロに資金の運用をおまかせできる金融商品です。

一般社団法人投資信託協会では以下のように定義されています。

「投資信託(ファンド)」とは、一言でいえば「投資家から集めたお金をひとつの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品で、その運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みの金融商品」です。
出所:投資信託協会「そもそも投資信託とは?」

投資家は運用方針や主要な投資対象がことなる約6000本の商品から好きなファンドを購入できます。(出所:投資信託協会「投資信託の全体像(純資産総額・ファンド本数)直近データのバックナンバー」)。

出所:MeChoice編集部

一方で投資信託には以下の手数料がかかります。

  • 購入時手数料:投資信託の購入時にかかる手数料
  • 信託報酬:投資信託の保有中にかかる手数料。保有額に対して年率の形で毎日発生する
  • 信託財産留保額:投資信託の解約時にかかる手数料

ただし、最近では購入時手数料と信託財産留保額を無料としている投資信託も数多く見られます。

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6. おすすめの投資信託3選

ここまでで投資信託を始めようと思い立った方もいるでしょう。

そこで本章では、おすすめの投資信託3選を紹介します。

運用に興味がある方はぜひ参考にしてください。

  1. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  2. eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  3. eMAXIS Slim先進国株式インデックス

6.1 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

期間収益率(過去3年)

71.2%

信託報酬率

年率0.05775%

運用できる主な証券会社

楽天証券・マネックス証券・SBI証券

つみたてNISA対応

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)のマンスリーレポートによる(2023年8月31日現在)

低コストファンドのシリーズで知られるeMAXIS Slimシリーズの投資信託です。

全世界の株式に投資する商品となっています。

全世界の株式に幅広く分散投資をしたい方におすすめです。

「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」で1位に輝いた実力派の投資信託となっています。

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)

期間収益率(過去3年)

72.4%

信託報酬率

年率0.05775%

運用できる主な証券会社

楽天証券・マネックス証券・SBI証券

つみたてNISA対応

eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)のマンスリーレポートによる(2023年8月31日現在)

低コストファンドのシリーズで知られるeMAXIS Slimシリーズの投資信託です。

日本以外の全世界の株式に投資する商品となっています。

すでに日本株を運用している方や日本株以外の全世界の株式に幅広く分散投資をしたい方におすすめです。

6.2 eMAXIS Slim先進国株式インデックス

期間収益率(過去3年)

79.4%

信託報酬率

年率0.09889%

運用できる主な証券会社

楽天証券・マネックス証券・SBI証券

つみたてNISA対応

eMAXIS Slim先進国株式インデックスのマンスリーレポートによる(2023年8月31日現在)

低コストファンドのシリーズで知られるeMAXIS Slimシリーズの投資信託です。

先進国の株式市場を投資対象としています。

フランスやイギリスといった先進国はインドや中国などの新興国に比べてローリスク・ローリターンな運用が期待できます。

長期的にリスクの低い安定成長を狙うのであれば、ぜひ検討したい商品です。

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7. 投資信託を運用するなら楽天証券がおすすめ

yu_photo/shutterstock.com

投資信託を始めるには証券会社をはじめとする金融機関で証券口座を開設しなければいけません。

数多くの金融機関が証券口座を提供していますが、なかでもおすすめなのが「楽天証券」です。

楽天証券は手数料・商品ラインナップ・独自サービスのいずれにも優れたオールラウンダーなネット証券であり、総合口座数は900万を突破しています(2023年4月時点)。

国内株式の取引手数料は現物・信用とも無料、外国株も米国・中国・ASEANと幅広くカバーしています。

※ASEAN=シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア

投資信託は2606本をラインナップ、つみたてNISA対象商品も198本と業界最多水準です。

さらに、投資信託の「つみたて購入」を楽天カード決済にすることで、最大1%の楽天ポイントが還元されます。

日本経済新聞や日経MJを読めるサービスも展開しているので、日々情報収集しながら投資を進めていきたい方にもおすすめです。

※楽天証券に関するデータは2023年10月5日時点の確認情報に基づきます。

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参考資料

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MeChoice編集部

まとめ
投資と融資について解説

・投資は利益を見込んで資金を投じること
・融資は事業資金を借りること
・融資と投資は返済義務の有無が異なる