2. 厚生年金「月額15万円」以上を受給するシニアは何パーセント?
まずは、厚生労働省「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、男女別の厚生年金の受給額別の受給者数を確認していきます。
2.1 厚生年金の平均年金月額(男女別)
厚生年金の平均年金月額(男女別)
- 【男性】平均年金月額:16万3380円
- 【女性】平均年金月額:10万4686円
※国民年金部分を含む
男性の平均年金月額は16万3380円ですが、受給額分布を1万円刻みで見ると、月17万円~18万円がボリュームゾーンになっています。
女性の平均年金月額は10万4686円で、ボリュームゾーンは月9万円~10万円。
男女差は約6万円という結果に。
2.2 厚生年金「月額15万円」以上を受給するシニアは約半数も女性は1割弱
男女全体の厚生年金平均月額は14万3965円で、平均値を超える15万円以上の年金(月額)をもらっているシニアは46.07%でした。
男女別に見ると、男性64.22%・女性9.34%と、厚生年金の受給額の男女差が顕著にあらわれました。
現役時代の年収や年金加入期間といった働きぶりが老後の年金に影響する厚生年金。男女の労働環境やワークスタイルの違いなどが、こうして年金額からも読みとれますね。
男女差はもちろん個人差も大きいため、「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」でご自身の年金見込額を確認しておくことをおすすめします。