婚活中の男女が考える「理想の育児分担」の割合

結婚をする場合、「育児」や「家事」の役割を分担する必要がありますが、婚活中の男女はパートナーに対してどのように考えているのでしょうか。

株式会社IBJの調査によると、8割以上の男女がパートナーに「育児への積極性」を重視していることがわかりました。

また、「理想の育児分担」に関する調査では、男性は「ともに5割ずつ」が最多となる一方で、女性は「自分が多めに行う」が最多となりました。

8割以上の女性が「パートナーの育児への積極性」を重視しており、理想の育児分担では「ともに5割ずつ」が半数を超えない結果となっているようです。

婚活中の男女が考える「理想の家事分担」の割合

前章では「育児に対する積極性・分担」に関する男女の意識を紹介していきましたが、「家事」においてはどうでしょうか。

株式会社IBJの同調査によると、約8割の女性、約7割の男性が「パートナーの家事への積極性」を重視していることがわかりました。

男性の場合は、相手に求める条件として「育児」よりも「家事」のほうが11.6%ポイント低く、家事を積極的にするかどうかを、相手に求める条件としてあまり入れていない人も多いとうかがえます。

また、「理想の家事分担」における調査では、男女ともに「ともに5割ずつ」という回答が最多となりました。

男女ともに「平等に家事を行うスタイル」を理想としている人が多い背景として、夫婦共働きをする世帯が多くなったことが要因の1つとして考えられます。

厚生労働省の「令和5年版厚生労働白書」の調査によると、令和2年(2020年)時点で、専業主婦世帯は「539万世帯」であるのに対し、共働き世帯は「1262万世帯」となっています。

昭和時代と比較すると共働き世帯は急激に増加しており、現代では「共働き世帯」のほうが一般的になりつつあります。

一昔前までよく言われていた「夫は仕事、妻は家庭」という価値観が現代では廃れつつあり、「共働きをして家事も分担」というスタイルが令和時代の新たな夫婦の価値観として徐々に定着していると考えられます。