年収400万円で独身の人は毎月いくら貯蓄すればいい?

年収400万円で独身の人の平均的な貯蓄額がわかったところで、理想的な貯蓄額を考えてみましょう。

一人暮らしの1カ月間の支出は?

総務省の「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」によると、単身世帯の1カ月間の支出の平均は、以下のようになっています。

【図表3】

出所:総務省「家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

  • 食費:4万301円
  • 住居:3万2314円
  • 光熱・水道:1万1138円
  • 家具・家事用品:5267円
  • 被服および履物:6714円
  • 保健医療:6847円
  • 交通・通信:2万2766円
  • 教養娯楽:2万1046円
  • その他の消費支出:3万2039円
     
  • 消費支出合計:17万8434円(年間214万1208円)

年収400万円で独身の人はいくら貯蓄できるか

一人暮らしの毎月の支出から、年収400万円で独身の人はいくら貯蓄できるかを考えてみます。

年収400万円の人の手取りは、基礎控除以外の控除がない給与所得者であれば約320万円です。

手取り収入から年間の消費支出214万円を差し引いた残りは106万円(月額約9万円)で、手取り年収の約33%となります。

つまり、一人暮らしの人でも、手取りの約3分の1は貯蓄に回せるわけです。

実家暮らしの人であれば、食費や住居費はほとんどかかりません。

仮に毎月3万円を実家に入れたとしても、一人暮らしの人より3万円から4万円は多く貯蓄できるでしょう。つまり、毎月12万円くらいは貯蓄できそうです。