2. 年額約2万9597円、月額約2466円の老齢厚生年金が増える

日本の公的年金制度は2階建てで、1階部分は国民年金、2階部分は厚生年金という構造です。

自営業やフリーランスが加入する国民年金と、会社員や公務員が加入する厚生年金にわかれます。

厚生年金加入者は、自動的に国民年金にも加入することになるため、老齢基礎年金(1階部分)に、老齢厚生年金(2階部分)が上乗せされ受給できるのです。

老齢基礎年金は、国民年金保険料を支払った期間や免除期間などの期間によって計算されます。

一方で老齢厚生年金は、厚生年金保険料を支払った期間と、現役時代の収入(標準報酬月額・標準報酬額)によって計算されます。

もし、めぐみさんが65歳から3年間厚生年金に加入して、今と同じくパートで収入を得るのであれば、老齢厚生年金の年金受給額が増えることになります。

老齢厚生年金受給額の計算式は、以下のとおり「厚生年金に加入していた期間ごとのもの」があり、それらを合計すると算出できます。

①:平成15年3月以前の加入期間
・平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月までの加入期間の月数
②:平成15年4月以降の加入期間
・平均標準報酬額×5.481/1000×平成15年4月以降の加入期間の月数
(※昭和21年4月1日以前生まれの人については、給付乗率が異なります)

めぐみさんが65歳から3年間、月額15万円でパート収入を得て厚生年金に加入した場合、老齢厚生年金がどれくらい増えるのか「②:平成15年4月以降の加入期間」を用いて計算してみましょう。

15万円×5.481/1000×36カ月(65歳からの厚生年金加入期間3年×12カ月)≒2万9597円

これより、65歳から平均月収15万円のパートで、厚生年金に3年間加入したときの年金額は、年額にして約2万9597円、月額にすれば約2466円となり、老齢厚生年金に一生涯加算されます。