LIMOが2022年10月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2022年10月2日)
香り高く優雅なバラが咲く庭はガーデナーの憧れ。これからバラを育てたいと思う初心者にとっては、まずバラ苗を購入するのが始めの一歩です。
大苗のネット予約は10月頃から始まることが多く、人気の品種はアッという間に売り切れることも。予約開始のタイミングを逃さないことがポイントです。
今回はバラ苗の購入方法や植え方、初心者にも育てやすいオススメの品種を紹介します。
1. バラの大苗とは?
バラの大苗とは継ぎ木して作られた新苗を土に植えて、1年間じっくり育てた2年目の苗です。休眠期になった晩秋に、土から掘り上げられて市場に出回ります。
丈夫で育てやすく春に開花する確率も高いので、バラ栽培の初心者にもオススメ。大苗には土に仮植えされた「ポット苗」と、根がむき出しの「裸苗」があります。
裸苗は価格が安く根の健康状態を確認できますが、届いたらすぐに植え付けないといけません。忙しい方や初心者はポット苗の方がよいでしょう。
2. 「バラの大苗」どこで買う?
2.1 園芸店で購入する
園芸店では実際に苗の様子を目で確かめられたり、店員に育て方などを聞けたりするメリットがあります。ただし店頭に並べられた苗の中で、必ずしもお目当ての品種に出会えるとは限りません。
2.2 ネット通販で購入する
近年ではサイトを開設して、苗の通販をおこなっているバラ農園が増えてきました。
ネットで詳しい情報を確認でき、購入予約もできるので便利です。秋に予約した苗は12月~1月頃に届けられます。
3. 「バラの大苗」植え方のコツ
大苗の植え付け時期は12~2月。購入後はできるだけ早く植えましょう。直径、深さともに40~50センチ程度の大きさに穴を掘り、土に腐葉土や堆肥を混ぜて穴の底が三角の山形になるように戻します。
根を広げながら苗を入れ、上から土をかぶせていきましょう。その際、継ぎ木した株元が必ず地上に出るようにしてください。
植え付けたあとはしっかり根付くまで、定期的な水やりを忘れずに。支柱を立てておくと風で倒れる心配もありません。寒冷地では株元に腐葉土などでマルチングをしておくとよいでしょう。
次では、バラ栽培初心者でも育てやすい、もちろん美しく見応えがある品種を紹介していきます。