成長投資枠
成長投資枠では、国内株や米国株、ETFなど、幅広い金融商品が投資対象となります。投資先の選択肢が豊富なため、自身の投資方針やリスク許容度、スキルなどに合わせて自由度の高い取引が可能となります。
ただし、取引の自由度が高い反面、銘柄選択や売買タイミングの判断など、ある程度の投資経験や知識が求められるでしょう。
個別銘柄などへの一括投資によって短期的に大きな利益を狙うこともできますが、その分リスクも高くなることに注意が必要です。30~40歳代になると家庭を持つ方も増えるでしょうから、一括投資で大きなリスクを取るのは難しいかもしれません。
そこで、成長投資枠の活用法の一つとして紹介するのは、高配当銘柄(株式やETF)への分散投資です。
配当金の有無、配当金額は銘柄によって異なりますが、なかには年率4.0%以上の配当利回りを得られる銘柄もあります。
このように配当利回りが高い銘柄は「高配当銘柄」と呼ばれ、ある程度まとまったインカムゲイン(配当収入)を得ることができます。株価が上昇すればキャピタルゲイン(値上がり益)も期待できるので、NISA口座で購入するメリットは大きいと言えるでしょう。
ただ前述の通り、1つの銘柄への一括投資はハイリスク・ハイリターンとなります。買付タイミングや銘柄を分散するなどのリスクヘッジを行いつつ、長期的な保有を前提とすることが大切です。
なお、金融機関によって取り扱う銘柄は異なりますが、成長投資枠でも上場株式や投資信託などを積立購入することができます。つみたて投資枠の対象となる投資信託以外にも投資できるので、投資目的やリスク許容度に応じて成長投資枠を活用しましょう。
自分に合った投資計画を
今回解説したように、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」が設定されます。
それぞれ年間投資枠や投資対象商品などが異なるため、自分の投資方針やリスク許容度に応じて、無理のない運用を行いましょう。
参考資料
加藤 聖人