未成年の子どもが非課税で資産運用を行うことができる制度「ジュニアNISA」が2023年で廃止となります。
制度が廃止になった後の取扱いはどのようになるのかなど、分からないことも多いですね。
今回は、ジュニアNISAのポイントと、今後の運用について覚えておきたい注意点をご紹介します。
1. ジュニアNISAの概要
まずは、ジュニアNISAの概要をチェックしていきます。ジュニアNISAとは、未成年の子どもが、非課税で資産運用をすることができる制度です。
本来、投資で得た利益や配当金、分配金には税金が約20%かかります。一方、ジュニアNISA口座で投資を行うと、儲かった利益にかかる税金はすべて非課税になります。
その他、ジュニアNISAのポイントを見ておきましょう。
1.1 <ジュニアNISAのポイント>
- 対象は、日本在住の0~17歳(口座を開設する年の1月1日現在)
- 運用管理者は、口座開設者本人(未成年者)の二親等以内の親族(両親・祖父母等)※金融機関により異なる場合があるので要確認。
- 投資限度額は年間80万円
- 非課税期間は最長5年
- 払出し制限がある(3月31日時点で18歳である前年の12月31日までの間は、原則として払出しができない)
18歳以上が利用できる一般NISAやつみたてNISAとは異なり、払出し制限があるのが特徴です。