2. 高齢者の75%は「年金だけで生活できない」
続いて2022年9月9日に公表されたばかりの厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」より、「高齢者世帯における公的年金・恩給の総所得に占める割合別世帯数の構成割合」を確認します。
100%年金だけで生活できている世帯は24.9%にとどまります。80~100%未満が一番多く、33.3%。また60~80%未満が15.9%、40~60%未満が14.0%もいます。
ちなみに2年前の調査では100%生活できる高齢者が48.4%いました。比較すると大幅な減少となったことがわかります。
年金以外の所得としては、稼働所得(71万7000円)、財産所得(22万9000円)、年金以外の社会保障給付金(2万1000円)、仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得(28万8000円)があります。
仕送りなども含まれるため、子ども世帯の援助を受ける方も少なくないのかもしれません。