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(初公開日:2022年9月25日)

2022年10月1日より、一部の後期高齢者の医療費負担が1割から2割に引き上げられます。

年金だけで生活する高齢者にとっては、医療費が2倍になることを負担に感じる方も多いでしょう。

一方で、支援金として支える現役世代にとっては、「高齢者の医療費負担が増えるのはやむなし」と捉えている方もいるようです。

では、その高齢者の暮らしぶりとは実際どのようなものなのでしょうか。

最新のデータから60歳代の貯蓄額、年金額、年金だけで生活する高齢者の割合をさぐってみたいと思います。

1. 60歳代のうち「貯蓄2000万円達成」は3割

まずは金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」を参考に、60歳代二人以上世帯の貯蓄額について見ていきましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人世帯調査]令和3年調査結果」をもとにLIMO編集部作成

1.1 60歳代世帯「金融資産保有額」(※金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 平均:2427万円
  • 中央値:810万円

平均は2000万円を大きく超えています。「老後2000万円問題」が記憶に新しい方も多いかと思いますが、平均ベースではクリアできているようですね。

ただし内訳を確認してみると、2000万円を達成しているのはわずか32.4%にとどまります。

さらに金融資産非保有(貯蓄なし)の割合も19.0%となり、二極化の様子が伺えます。

60歳代といえば、定年退職を迎えて退職金を受給した方も含まれます。親からの相続を受けた方もいるでしょう。

ただし、現役時代からの積み立てが影響しないことは考えられません。コツコツ老後資金を貯めた人と貯められなかった人との差とも言えます。