3.1 2023年度「老齢年金生活者支援給付金」の計算式
- 国民年金保険料納付済期間に基づく額:5140円×保険料納付済期間/被保険者数480月
- 国民年金保険料免除期間に基づく額:1万1041円※1×保険料免除期間/被保険者月数480月
※1…保険料1/4免除期間については昭和31年4月2日以後生まれの方は5520円、昭和31年4月1日以前生まれの方は5504円
国民年金の保険料納付期間・免除期間に基づいて支給金額が決まります。
なお、会社員や公務員として厚生年金が給与から天引きされていた期間は、すべて国民年金保険料納付期間に含まれます。
また、保険料免除期間とは収入減少や失業などで国民年金保険料を納められない場合に申請をすることで、年金の受給資格期間に参入される期間です。
国民年金保険料を20歳から60歳になるまでの40年間、未納なく納め続けた人は月額5140円の年金生活者支援給付金をもらえます。年間にすると受給額は6万1680円です。
保険料納付済期間が30年間、保険料全額免除期間が10年の人がもらえる年金生活者支援給付金は月額6615円(3855円+2760円)となっています。
4. 年金生活者支援給付金請求書が届いていないか再度確認しよう
年金生活者支援給付金は、原則として、手続きをした翌月分から支給の対象となるので早めに手続きをしましょう。
請求書を返送しないと年金生活者支援給付金は受給できないため、忘れずに申請をおこなってください。
年金生活者支援給付金請求書は9月1日より順次発送されるため、郵便が届いていないかを確認しましょう。
参考資料
- 厚生労働省「年金生活者支援給付金制度について」
- 日本年金機構「簡易な年金生活者支援給付金請求書(はがき型)が届いた方へ」
- 日本年金機構「年金生活者支援給付金を請求した場合は、いつから支給の対象になりますか。」
苛原 寛