日本の平均年収は443万円です。また、年代別にみると30~40歳代前半の平均年収は400万円台となっています。
では、40歳で年収400万円の人は老後にどれくらいの年金をもらえるのでしょうか。
本記事では、40歳で年収400万円の人がもらえる年金額をシミュレーションします。全体でみた年金の平均受給額も紹介するので、参考にしてみてください。
1. 40歳で年収400万円の人はいくらの年金をもらえるのかシミュレーション
さっそく、40歳で年収400万円の人が受け取れる年金を確認しましょう。以下の条件で、老後の年金受給額を受給開始年齢ごとにシミュレーションします。
- 会社員としての勤務期間は20歳~60歳
- 20~30歳の平均年収は250万円
- 31~40歳の平均年収は350万円
- 41~50歳の平均年収は450万円
- 51~60歳の平均年収は550万円
シミュレーションの結果は以下のとおりです。
1.1 40歳年収400万円の人の目安年金受給額
受給開始年齢 年金受給額(月額)
- 61歳 11万円
- 63歳 12万3000円
- 65歳 13万7000円
- 67歳 15万9000円
- 69歳 18万3000円
- 71歳 20万5000円
- 73歳 22万8000円
- 75歳 25万1000円
年金の受取を開始する人が多い65歳から年金をもらい始めた場合、月の年金額は13万7000円です。生活水準にもよりますが、月13万7000円では物足りないと感じる人も多いかもしれません。
ただし、年金は受取開始時期を60歳から75歳までの間で変更可能です。
仮に75歳まで受取開始を遅らせれば、月25万1000円の年金をもらえます。月25万1000円あれば、年金だけで暮らせる人も多いでしょう。
年金を受け取る期間を遅らせて受給額を増やし、受給開始までは貯金などを使って生活することも選択肢の一つです。
また、退職時期を遅らせたり再雇用により長く働くことも考えられるでしょう。
2. 厚生年金をみんな本当は月額いくらもらっているのか
40歳で年収400万円の人が受け取る年金額を確認しましたが、全体の平均年金受給額はいくらなのでしょうか。
厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、会社員や公務員などの厚生年金受給者が受け取る年金額の分布は以下のとおりです。
2.1 厚生年金受給者の年金受給額の割合
年金受給額 人数(割合)
- 月額5万円未満 38万8575人(2.4%)
- 月額5万円以上10万円未満 336万1204人(20.8%)
- 月額10万円以上15万円未満 497万6556人(30.8%)
- 月額15万円以上20万円未満 495万2516人(30.6%)
- 月額20万円以上25万円未満 223万4558人(13.8%)
- 月額25万円以上30万円未満 25万2220人(1.6%)
- 月額30万円以上 1万4816人(0.1%)
平均年金月額 14万3965円
※国民年金部分を含む
平均年金月額は14万3965円となっています。
受給額は人それぞれですが、月額10万円以上20万円未満の割合が61.4%と多いです。一方で、わずかですが月30万円以上の年金をもらう人もいます。
平均年収や勤務期間、年金の受取開始時期によって受給額に大きな差がでることが、受給額の分布割合からよくわかります。
また、上記は厚生年金受給者の年金額の分布です。
厚生年金を受け取れない自営業者や専業主婦(夫)の年金額はもっと少なくなります。そのため、公的年金以外での老後対策の必要性が高いです。
3. 厚生年金と国民年金の受給額をシミュレーションしよう
年金受給額は、現役時代のライフスタイルや平均年収によって異なります。
そのため、まずは自分が老後にいくらの年金をもらえるのか把握することが重要です。
「ねんきんネット」などを使えば今回のように簡単にシミュレーションできるので、年金額を把握して老後対策を始めてみてください。
参考資料
苛原 寛