LIMOが2021年9月にお届けしたガーデニング記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2021年9月18日)
おうち時間が増え、観葉植物の人気が高まってる昨今。室内でライフスタイルに合った楽しみ方ができるのが、インドアグリーンの大きな魅力です。
庭が無くても植物のある暮らしを実現したい、観葉植物の栽培に挑戦してみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
今回は初心者にも育てやすい観葉植物の育て方や水やりの方法について解説していきます。初心者におすすめの観葉植物も紹介するので、参考にしてみて下さい。
1. 観葉植物を枯れさせない3つのポイント
観葉植物は実に多種多様。初心者の場合、何を選べばいいか分からないと悩む方も少なくないでしょう。
観葉植物初心者にとって、お世話の仕方が簡単であることも大事なポイントですが、デリケートな性質を持つ観葉植物は初心者にはハードルが高いのも事実。
しかし、水やりの頻度や手入れの方法、成長適温は植物によって様々ですが、管理が簡単で丈夫な植物を選べば、そもそも枯れさせてしまうリスクは、だいぶ減ることになります。
以下に「枯れさせない」ポイントをまとめましたので、観葉植物を選ぶ際に参考にしてみてください。
1.1 日陰に強い植物を選ぶ
耐陰性とは、日陰に対する強さのことです。観葉植物も基本的には日光が好きで、光合成は欠かせません。
耐陰性の高さは、日の当たらない場所でもどのくらい健康に育つかを示す指標になります。耐陰性が高い植物であれば、日照が少ない暗めの空間でも元気に育ちます。
置き場所を選ばず健康に育ってくれるので、耐陰性の高さは初心者だからこそ重要視すべきポイントです。
1.2 病害虫に強くて丈夫な植物を選ぶ
丈夫であることは「枯れさせない」ための大きなポイントです。少しぐったりしても、復活してくれるタフな性質なら観葉植物初心者にも扱いやすくおすすめです。
また、病害虫への強さも外せないポイント。ハダニ、コバエ、カイガラ虫等の害虫や、根腐れなどの病気で枯れてしまうこともあります。
病害虫に強く、丈夫な性質の観葉植物を選ぶのも大切です。
1.3 適切な水やりをおこなう
観葉植物を枯らす原因として最も多いのは、水やりのしすぎです。根腐れを引き起こしてしまうからです。
外で鉢植の植物を育てる場合は、毎日の水やりが欠かせませんが、室内であれば頻繁に水をやる必要はありません。乾きやすい夏でも、植物にもよりますが、水やりは1週間に1回程度で大丈夫。2~3日間隔での水やりはやりすぎになる場合があります。注意しましょう。
土全体が乾いてから水やりをするのがベストです。表面だけが乾燥している場合もあるので、小さなシャベルあるいはスプーンなどで表面の土を少しよけて、なかの湿り具合を見てみます。完全に乾いた状態なら、土はつかずパラパラと落ちてきます。湿っていると、土の色も変わっていますから、よく観察することが重要です。
葉の状態も、水やりのタイミングを知らせてくれます。水が足りている元気な葉っぱはピンと張りがあり、上を向いています。一方水を欲している状態では、葉っぱに張りがなく重力に負け、下に垂れています。
この状態が長く続いたり、繰り返し生じると、植物自体が弱り、復活の機会を逃してしまいます。観葉植物をよく観察して、水やりのタイミングを探るのが大切です。