近年では自然災害が多発し、その影響から2022年10月には火災保険料が値上げされました。
2024年度にも大幅な値上げが予想されています。
2021年6月に「一般社団法人日本損害保険協会」が作成した資料によると、火災保険の保険料支払い状況は、自然災害を中心に上昇傾向にあり、必要性も感じられるでしょう。
賃貸マンションでは「火災保険は必要ない」との意見もありますが、万が一火事を起こしたり、自然災害に巻き込まれたりすれば大きな損害を被ります。
このようなリスクから守ってくれる火災保険は、加入すべき大切な保険と言えます。
しかし、実際に「火災保険の内容が詳しく分からない」という方も多いでしょう。そこで今回の記事では、賃貸マンションの火災保険について詳しく解説します。
この記事を読めば、賃貸マンションで使える「3つの火災保険の補償内容」や「火災保険に加入する際の注意点」が理解できます。ぜひ最後までチェックしてみてください。
そもそも火災保険とは?
賃貸マンションの火災保険は「火災」だけでなく、自然災害や日常のトラブルまで幅広く補償してくれる保険です。例えば、以下のようなものがあげられます。
- 火災
- 水災
- 風災
- ひょう災
- 雪災
- 落雷
- ガス爆発
- 外からの物体の落下や衝突
- 漏水による水漏れ
- 盗難など
火災保険の補償内容は、一般的に「建物」と「家財」に分けられています。そして補償の対象は、以下の分け方が一般的です。
- 貸主が加入する火災保険は「建物」が対象
- 借主が加入する火災保険は「家財」が対象
火災保険料の相場はどれくらい?
火災保険料は、保険会社や補償内容によってもばらばらです。例えば、単身向けの賃貸マンションの場合、火災保険は年間で約6000円〜10000円ほどになります。
さらに賃貸マンションの火災保険は、不動産管理会社が提携している保険会社への加入が必須になっているケースもあります。
しかし「補償内容や補償額が同じくらいの保険会社なら、借主で好きな保険会社を選んでも問題はない」というケースもあるため、事前に確認しておきましょう。