40~50歳代の貯蓄額「単身世帯」の平均と中央値はいくらか

単身世帯の貯蓄額(中央値)は、40歳代・50歳代ともに53万円でした。

平均値は40歳代で657万円、50歳代で1048万円となっており、二人以上世帯と同様に個人差が大きいことがわかります。

40歳代の貯蓄額の中央値は53万円

50歳代の貯蓄額の中央値も53万円

老後に必要となる資金は?二人以上と単身世帯の生活費を確認

では、老後の生活はいくらを目安とすればいいのでしょうか。

総務省統計局の「家計調査報告〔家計収支編〕2022年(令和4年)平均結果の概要」によると、65歳以上の「二人以上世帯」および「単身世帯」の家計収支は以下のようになっています。

「二人以上世帯」の家計収支は、収入が24万6237円、支出が26万8508円となっており、平均で毎月2万2270円不足することがわかります。

老後生活が25年間あるとすれば、「2万2270円×12カ月×25年間」で約668万円不足する計算です。

「単身世帯」は収入が13万4915円、支出が15万5495円となっており、毎月平均2万580円が不足するので、約617万円を貯蓄などから取り崩して生活する必要があるということです。

上記の調査結果はあくまでも平均値となるため、家庭によってはさらに多くの資金が必要になるケースもあるでしょう。

また、昨今のインフレによって物価が高騰しており、家計の負担が増加している点も不安材料です。