株式を購入する際に、皆さんが気にするポイントは何でしょうか。
それぞれの人によって、株式を購入する理由は異なると思います。例えば、「その会社の商品を愛用しているから」とか、「経営哲学に好感が持てるから」といった理由です。しかし、多くの人が気にするのはやはり「リターン」ではないでしょうか。
株主優待や配当は、リターンを実感しやすい要素かもしれません。しかし、株価は市場の動向や企業の業績に影響を受けて変動し、リターンに大きな影響を与えます。
株式投資を行う場合、株価の上昇や下落には細心の注意を払っておく必要があります。
そこで今回は、サッポロホールディングス(2501)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。
それではまず、配当金について見ていきましょう。
※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。※記事中で記載の株価は全て終値となっています。
サッポロホールディングス(2501)の配当金のリターンはいくらか
サッポロホールディングスの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2022年12月期の期末配当と2023年12月期の中間配当の計2回を受け取ることができます。
なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。
今回の検証では、以下のような想定となります。
- 株式の取得日:2022年9月6日
- 株式の取得価格:3025円(取得日の終値)
- 2022年12月期・期末配当:42円
- 2023年12月期・中間配当:0円
- 100株ベースの配当金のリターン:4200円
サッポロホールディングス(2501)の株式投資のリターンはいくらか
次に、株価変動によるリターンを計算します。
- 株式の取得日:2022年9月6日
- 株式の取得価格:3025円(取得日の終値)
- 取得から1年後の日付:2023年9月6日
- 1年後の株価の終値:4511円
- 100株ベースの株価変動によるリターン:+14万8600円
そして最後に、配当金と株価変動によるリターンを合わせて計算します。
- 配当金のリターン:4200円
- 株価変動によるリターン:+14万8600円
- トータル・リターン(金額ベース):+15万2800円
- トータル・リターン(%ベース):+50.5%
リターンの計算は以上となります。
サッポロホールディングス(2501)に今後も注目
サッポロホールディングスの株式の年間リターンは+50.5%となりました。
配当金、株価といった要素を総合的に考えると、株式投資のリターンがどのように決まるのかがわかります。
企業の業績などに関するニュースをチェックすることで、株価の動きとの関連性が見えてくるかもしれません。
サッポロホールディングス(2501)の株主優待とは【ご参考】
ここで、サッポロホールディングスの株主優待制度を一部ご紹介します。同社では、保有する株式数や年数によって、優待品が異なります。
例えば、100株以上200株未満(3年未満保有)の場合は、以下の3点から1つを選ぶことができます。
- ビール詰め合わせセット(350ml缶×4本)
- 食品・飲料水詰め合わせセット(1000円相当)
- 社会貢献活動への寄付(1000円)
この記事を読んで株式投資に興味が湧いた方は、証券口座の開設を検討してみるのもいいかもしれませんね。
証券口座は人によって合うものが異なりますので、まずは情報を集めることから始めるといいでしょう。
参考資料
LIMO編集部