皆さんは自分自身の老後の暮らしをイメージしたことはあるでしょうか。

時間的には余裕があるので、できれば悠々自適な暮らしを送りたいと思っている方は多いのではないでしょうか。

生命保険文化センターの調査によると、夫婦二人でゆとりのある暮らしを送るための生活費は、平均で月額約36万円が必要になるというデータがでています。

思っていたよりもかかるなと感じた方も多いのではないかと思います。

去年から続く物価上昇が今後も続くとなると、今の現役世代が老後を迎える頃には、今よりも多くの生活費がかかってしまうかもしれませんね。

とは言っても、今のシニア世代がどれくらいの年金を受給しているのかはひとつの参考にはなるはずです。

そこで今回は、シニア層(70歳~89歳)の厚生年金と国民年金について、その受給額の平均を1歳刻みで確認していきたいと思います。

1.【老齢年金】国民年金と厚生年金の違い。10月13日は年金支給日

日本の公的年金は「国民年金(基礎年金)」と「厚生年金」の2階建てに分かれています。

1階部分であたる国民年金は日本に住む20歳から60歳未満の方原則が加入します。

2階部分の厚生年金は、会社員や公務員などが上乗せとして加入する年金します。

厚生年金は国民年金と違い、加入期間だけでなく、現役時代の報酬で将来の支給額が決定するという仕組みになっています。

同じ年金でも国民年金と厚生年金では違いがあるのです。

また、年金は2ヶ月に1回支給されます。

次の年金支給日は2023年10月13日です。