住宅ローンの借り換えを検討している方もいるのではないでしょうか。
借り換える際にはタイミングやメリット・デメリットを考慮しながら慎重に検討することが重要です。
今回は、住宅ローンの借り換えのタイミングはいつがいいか、借り換えのメリットやデメリットもあわせて解説していきます。
当記事を参考に住宅ローンの借り換えを検討してみてください。
1. この記事を読んでわかること
- 住宅ローンの借り換えのタイミングはいつがいいか
- 借り換えのメリット
- 借り換えのデメリット
2. 住宅ローンの借り換えのタイミングはいつ?
住宅ローンの借り換えのタイミングで、おすすめなのは以下のとおりです。
- 借り入れたときよりも、現在の金利水準が低くなっている
- 返済の負担が大きく感じる
- 新しく適用される金利が今の金利よりも高くなった
- 収入が下がる可能性がある
- 転職を考えている
順番に解説していきます。
2.1 タイミング1:借り入れたときよりも、現在の金利水準が低くなっている
自分の住宅ローン金利よりも現在の金利水準が低い場合は、借り換えのタイミングとしておすすめです。
全期間固定金利の場合、返済期間中はずっと同じ金利になるため、経済状況などで金利が下がったとしても恩恵を受けられません。
全期間固定金利を選んだ人で、借入時より現在の金利水準が下がっているなら借り換えのタイミングです。
2.2 タイミング2:返済の負担が大きく感じる
返済中、家計の状況が変わってしまう場合があります。
転職や家族が増えるなど、さまざまな事情で支出が大きく増える可能性はどの世帯にもあるでしょう。
家計の変化によって、ローンの負担が大きくなったタイミングで、条件のいい住宅ローンに借り換えを検討するのも一案です。
2.3 タイミング3:新しく適用される金利が今の金利よりも高くなった
変動金利の場合は半年ごとに金利が見直されます。
また、固定期間選択型金利の場合は、固定期間が終了したら新しい金利が適用されます。
新しく適用される金利が今の金利よりも高い場合は、借り換えを検討するタイミングとしてはおすすめです。
2.4 タイミング4:収入が下がる可能性がある
なんらかの理由によって収入が下がる可能性もあります。
収入が下がることが予測されている場合は、早めに住宅ローンの借り換えを検討しましょう。
借り換えの場合は、新たに審査が必要になるので、収入が下がる前に審査を受けておくことおすすめします。
2.5 タイミング5:転職を考えている
転職を考えている場合も、借り換えを検討するタイミングのひとつです。
勤務先や勤務年数は住宅ローンの審査に大きく影響します。
そのため、転職を考えている場合はその前に借り換えを検討しましょう。
3. 住宅ローンの借り換えのメリット
住宅ローンの借り換えのメリットは以下のとおりです。
- 金利タイプを変更可能
- 金利を低くできる可能性がある
- 団信の内容等を変更できる
順番に解説していきます。
3.1 メリット1:金利タイプを変更可能
例えば、全期間固定金利から変動金利に借り換えることで金利を大幅に下げることができます。
また、変動金利から全期間固定金利に借り換えることで、変動金利のリスクから解放されます。
このように、金利タイプを変更することでメリットがあります。
3.2 メリット2:金利を低くできる可能性がある
金利を今よりも低くできれば、返済の負担を減らすことができる可能性があります。
金利分の負担が減るので返済総額も大きく変わってきます。
借り換えのタイミングでより金利の低い住宅ローンを検討することをおすすめします。
3.3 メリット3:団信の内容等を変更できる
住宅ローンを借り換えるタイミングで、団体信用生命保険(団信)にも新たに加入することになります。
そのため、保障内容を手厚くすることもできます。
団信の保証内容を手厚くすると金利に上乗せされるケースもあるので、じっくり検討する必要があります。
4. 住宅ローンの借り換えのデメリット
住宅ローンの借り換えのデメリットは以下のとおりです。
- 手数料がかかってしまう
- 借り換え前より条件が悪くなる可能性も
- 再審査が必要になる
順番に解説していきます。
4.1 デメリット1:手数料がかかってしまう
借り換えに伴い様々な手数料が必要になります。
借り換えの内容や金融機関にもよりますが数十万円〜100万円ほどかかる場合もあります。
それらを加味して、借り換えを検討する必要があるでしょう。
4.2 デメリット2:借り換え前より条件が悪くなる可能性も
変動金利に借り換えた場合、最初は金利が低くても金利が上昇する可能性があります。
そのため、結果的に借り換え前より条件が悪くなってしまうケースもあります。
また、希望の保障内容を受けられないケースもあるので、注意が必要です。
4.3 デメリット3:再審査が必要になる
借り換えの際はもちろん、改めて審査をする必要があります。
借り換えは最初の住宅ローンよりも審査が厳しくなる傾向にあると言われています。
転職などで勤続年数や収入が変わっていたり別のローンを組んでいる場合や、返済が滞ったことがあれば、再審査に通らない可能性があります。
5. まとめ
- 住宅ローンの借り換えのタイミングは「借り入れたときよりも、現在の金利水準が低くなっている」「返済の負担が大きく感じる」ときなど
- 借り換えのメリットは「金利タイプを変更可」「金利を低くできる可能性がある」「団信の内容等を変更できる」
- 借り換えのデメリットは「手数料がかかってしまう」「借り換え前より条件が悪くなる可能性も」「再審査が必要になる」
MeChoice編集部