【厚生年金】振込額は「ひと月15万円」では？思っていたのとは違う「手取り額」にシニアが落胆した理由 10月には年金の振込額が変更となる方へ「年金振込通知書」を送付予定

老後もらうことができる年金。

その年金が計算よりも少なかった、なんてことが起きたらいかがでしょうか。

実はもらうことのできる年金にも引かれるものが存在します。

そこで今回は実際の受け取ることのできる年金の手取りや引かれるものについてみていきたいと思います。

1. 日本の公的年金は国民年金と厚生年金の「2階建て」

最初に、日本の公的年金制度について、おさらいをしておきます。

日本の公的年金は「2階建て構造」と呼ばれています。

1階部分の20～60歳未満の国内に住むすべての人が加入する「国民年金」と、2階部分の会社員や公務員などが加入する「厚生年金」です。

国民年金の保険料は一律のです。

そのため、全期間（480カ月＝40年）のうち、未納や免除などの納付状況によって受給額に個人差が生じます。

一方、厚生年金は加入期間に加えて、現役時代の収入により保険料が決定されます。厚生年金のほうが個人によってバラツキが見られます。