【個人賠償責任保険に未加入の場合】
旅行先の偶発的な事故により他人にケガをさせてしまったり、宿泊先の備品や設備、店舗の商品などを破損してしまったりすることがあります。
国内旅行保険の「損害賠償」ではこういったトラブルで法律上の賠償責任を負った際に補償を受けることができます。
特に、小さな子ども連れで旅行する場合は、上記のようなトラブルが起きやすいでしょう。
ただし、個人賠償責任保険は自動車保険や火災保険などに特約として加入しているケースもあるので、補償の重複に注意しましょう。
【行き先が離島の場合】
国内旅行先が離島である場合、予定していた航空機が天候の影響等で欠航になったり、着陸地が変更になったりすることがあります。
このような場合、宿泊費が追加で必要になる可能性がありますが、条件を満たした場合、出費分の補償を受けることができます。
国内旅行保険に加入する際の注意点
国内旅行保険における医療費の補償は、旅行中の事故によるケガのみが対象であり、病気による入院や通院などにかかった医療費は補償対象外です。
また、契約者や被保険者に年齢制限が設けられている商品もあるため忘れずに確認しましょう。
ほかにも、お手持ちのクレジットカードに「国内旅行傷害保険」が付帯されている場合もあるため、国内旅行保険にも加入する際には補償が重複しないように、補償が不足する分を国内旅行保険に加入してカバーすると良いでしょう。
国内旅行保険のまとめ
国内旅行保険では、旅行中のケガによる入院・通院にかかる医療費だけでなく、看病のために現地に向かう家族の交通費・宿泊費なども補償されます。
また、他人に損害を与えてしまった場合や手荷物が盗難に遭ったりした場合にも補償されるため、万が一に備えて加入すると安心です。
楽しい休暇を心置きなく楽しむために、十分な補償があるかどうかを出発前にチェックしてみましょう。
参考資料
木内 菜穂子