株式を購入する際に、皆さんが気にするポイントは何でしょうか。

それぞれの人によって、株式を購入する理由は異なると思います。例えば、「その会社の商品を愛用しているから」とか、「経営哲学に好感が持てるから」といった理由です。しかし、多くの人が気にするのはやはり「リターン」ではないでしょうか。

株主優待や配当は、リターンを実感しやすい要素かもしれません。しかし、株価は市場の動向や企業の業績に影響を受けて変動し、リターンに大きな影響を与えます。

株式投資を行う場合、株価の上昇や下落には細心の注意を払っておく必要があります。

そこで今回は、積水ハウス(1928)について、「1年前に100株を買った人の、本当のリターン」を振り返っていきます。

それではまず、配当金について見ていきましょう。

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※株式分割の影響は、株価や配当金、株式数など全て遡及修正して株価を調整しています。※記事中で記載の株価は全て終値となっています。

※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。

1. 積水ハウス(1928)の配当金のリターンはいくらか

積水ハウスの株式を1年前に買い、持ち続けたとすると、2023年1月期の期末配当と2024年の中間配当の計2回を受け取ることができます。

なお、配当基準日を迎えた時点でリターンが確定したとします。

今回の検証では、以下のような想定となります。

  • 株式の取得日:2022年9月5日
  • 株式の取得価格:2467円(取得日の終値)
  • 2023年1月期・期末配当:58円
  • 2024年1月期・中間配当:59円
  • 100株ベースの配当金のリターン:1万1700円

2. 積水ハウス(1928)の株式投資のリターンはいくらか

次に、株価変動によるリターンを計算します。

  • 株式の取得日:2022年9月5日
  • 株式の取得価格:2467円(取得日の終値)
  • 取得から1年後の日付:2023年9月4日
  • 1年後の株価の終値:3053円
  • 100株ベースの株価変動によるリターン:+5万8600円

そして最後に、配当金と株価変動によるリターンを合わせて計算します。

  • 配当金のリターン:1万1700円
  • 株価変動によるリターン:+5万8600円
  • トータル・リターン(金額ベース):+7万300円
  • トータル・リターン(%ベース):+28.5%

リターンの計算は以上となります。

3. 積水ハウス(1928)に今後も注目

積水ハウスの株式の年間リターンは+28.5%となりました。

配当金、株価といった要素を総合的に考えると、株式投資のリターンがどのように決まるのかがわかります。

企業の業績などに関するニュースをチェックすることで、株価の動きとの関連性が見えてくるかもしれません。

3.1 積水ハウス(1928)の株主優待とは【ご参考】

積水ハウスは、毎年1月末日の株主名簿に記載又は記録された1000株以上の株式を保有する株主を対象に、1名当たり5kgの「魚沼産コシヒカリ(新米)」を贈呈しています。

この記事を読んで株式投資に興味が湧いた方は、証券口座の開設を検討してみるのもいいかもしれませんね。

証券口座は人によって合うものが異なりますので、まずは情報を集めることから始めるといいでしょう。

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参考資料

齊藤 慧