金融広報中央委員会の調査によると、貯蓄3000万円以上ある世帯の割合は全世帯の約10%です。
3000万円を貯めるにはどれくらいの収入があればいいのか気になる人もいるでしょう。
本記事では、貯蓄3000万円を達成する人の年収について解説します。
ガソリンなど燃料油の新たな価格抑制策が2023年9⽉7⽇から発動しましたが、それでも家計に与える物価上昇の波はおさまる気配がありません。
こうした中、収入を上げることも家計改善のひとつとなるでしょう。
高収入の業種も紹介しますので、職業選択や将来設計に役立ててください。
※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
貯蓄が3000万円以上ある人の年収
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)」より、貯蓄が3000万円以上ある人の年収を紹介します。
年収別の貯蓄状況
金融広報中央委員会の調査によると、年収別にみた貯蓄3000万円以上の世帯の割合と平均貯蓄額、中央値は【図表】の通りです。
中央値とは年収の多い世帯から順に並べてちょうど真ん中に来る世帯の貯蓄額です。
当然のことですが、年収が高いほど貯蓄3000万円を達成している人が多い状況です。
ただし、収入がなくても親から資産を受け継いだ人なども含まれます。
貯蓄3000万円を達成するには年収1000万円以上が目安
年収1000万円以上の世帯の平均貯蓄額は3000万円前後です。
高額の資産を所有している人が平均額を引き上げている面もありますが、1200万円以上世帯では3世帯に1件、1000万円以上(1200万円未満)世帯では4世帯に1世帯が貯蓄3000万円を達成しています。
年収1000万円以下でも貯蓄3000万円以上は可能
若いときは難しいですが、勤続30年の人なら年収は低くても毎年100万円ずつ貯めれば貯蓄3000万円は可能です。
また、掛金月5万円の投資でも、複利4%で運用できれば30年で3000万円以上貯まります(図表2参照)。
支出を抑えて長期間コツコツ貯蓄したり、長期投資によって運用益を得られれば、あまり収入が高くなくても貯蓄は可能です。
高収入の業種
3000万円の貯蓄を達成するには収入が多い方がいいですが、どんな仕事につけば高い収入が得られるでしょうか。
医師や弁護士など特別な資格を取得すれば高収入が期待できますが、一般的な会社員を対象に収入の高い業種を紹介します。
国税庁の「令和3年分民間給与実態統計調査」によると、年収の高い業種と平均年収は次の通りです。
- 第1位:電気・ガス・熱供給・水道業、765万6000円
- 第2位:金融業,保険業、676万9000円
- 第3位:情報通信業、623万6000円
- 第4位:学術研究,専門・技術サービス業、教育,学習支援業、520万9000円
- 第5位:製造業、516万3000円
特に、上位3業種については、業種平均443万3000円の1.5倍前後の高収入となります。
貯蓄3000万円に向けて
貯蓄3000万円の達成には、年収1000万円以上が1つの目安です。
1200万円以上世帯では3世帯に1件、1000万円以上(1200万円未満)世帯では4世帯に1世帯が達成しています。
業種によって大きな年収差があるため、年収の高い業種で仕事をする方が貯蓄には有利といえます。
ただし、年収があまり高くなくても貯蓄3000万円は可能です。
長期間コツコツ貯蓄したり投資によって運用益を得られれば、3000万円の貯蓄も夢ではありません。
家計収支や運用方法を見直して、長期的な貯蓄計画を立てましょう。
参考資料
西岡 秀泰